腐らない心

あなたが置かれている状況は、あなたが学ぶべき必要のある状況です。

人生におけるすべての状況は必要によって満たせれます。
そこにはどのような例外もありません。
あなたが現在どのような状況に置かれていようとも、それはあなたが学ぶべき必要のある経験であるということを忘れてはならないでしょう。
それがどのようなことであれ、目の前の状況には必ず意味があります。
この世界、あなたの人生に意味のない状況は存在しません。
あなたは自らのおかれている状況をありのままに受け入れなければならないのです。
状況をありのままに学ぶことが、あなたの必要を満たし、あなたを必要に導き、結果として必要な成長をもたらすのです。
あなたが見極めなければならないのは、自らが置かれている状況にはどのような意味が込められているのか？ということでしょう。
自らの置かれている状況にどのような意味合いが存在し、それが自分に対して何を求めているのか？ということを見極めることができれば、きっとあなたは自らの置かれている状況を有意義なものとすることができるでしょう。
状況があなたに何を求めているのかを見極めることができないにしても、それを理解しようと努めるのであれば、ただその状況に不満を抱くことではなく、そこに可能性を見出そうとすることに時間と労力を費やすことになるのです。
可能性を見出そうとしなければ、どのような豊かさも手にすることはできません。
状況が気に食わないからと言って、そこに不満を抱き、それをぶつけているのであれば、状況から本来得ることのできる必要な学びを得ることができなくなるのです。
あなたがどのような状況にあろうとも、そこに抱き、そこにぶつけるべきは希望であり、可能性を求める気持ちなのです。
あなたの置かれている状況は、今のあなたにとって学ぶべき経験で満ち溢れています。
あなたに必要な経験を満たすことができなければ、次のステップを望むことはできません。
その状況の必要を満たすことができなければ、あなたはそれより先に進むことはできないのです。
あなたは自らの置かれている状況を好きにならなければなりません。
自らの置かれている状況を好きになることができなければ、そこに可能性を見出すことなどできはしないのです。
不満にも性質があります。
建設的な不満と破滅的な不満です。
前者は状況をより良くしようとする中で生じる問題を解決しようとするために生まれる不満です。
後者は状況が気に食わなくて生まれる動きのない不満です。
可能性を模索しない破滅的な不満は、すべての可能性を殺します。
それは「動き」を持たないからです。
すべての不満が可能性を殺す訳ではありませんが、破滅的な不満は可能性にとっては脅威なのです。
不満はでき得る限り持たない方が懸命です。
どのような状況にも必ず必要な意味が込められています。
あなたは目の前の状況を否定するのではなく、ありのままに受け入れ、ありのままに成長する必要があるでしょう。
未来を豊かな場所にすることができるのは「腐らない心」だけです。
自らが何をするべきなのかを考え抜き、最も可能性を広げることのできる選択をするように心掛けましょう。
立ち止まり、ただ不満をぶつけているようでは何も変わりません。
動きを失って腐っていくだけです。
腐ることなく動き、可能性を模索しましょう。