過去は過去です。
あなたがいくら望んでも、その手はそこに届きません。
あなたにはそれをどうすることもできないのです。
起ったことはどうすることもできない事実であり、現実なのです。
その過去が取り返しの付かない失敗や後悔であったとしても、あなたはそれに触れることはできないのです。
起ったことは仕方のないことです。
それは起るべくして起ってしまったことだからです。
あなたの過去は、あなたの原因によって導かれる当然の結果なのです。
それがどのような過去であっても、それはあなたが学ぶべき状況であったのです。
その過去が違う形であったのならば、あなたは学ぶべき経験を受け取ることができなかったのです。
その過去があったからこそ、あなたは「あなた」でいられるのです。
過去は過ぎ去った時間の中に存在しています。
それは何があろうと揺るがない事実です。
あなたがその過去に嘆き、悔やんだところで過去が変わる訳ではありません。
過去には何の可能性も存在してはいないのです。
可能性は「今」と未来にこそ存在しているのです。
それがどのような過去であろうとも、あなたは振り返ってはなりません。
過去を振り返って立ち止まるよりも、未来の可能性を信じて「今」を懸命に生きなければならないのです。
大切なのは「今」をどのようなものにするか?
未来をどうするか?
というところにあるのです。
あなたは先を見据えなければなりません。
あなたが振り返る過去にはあなたを生かす場所はありません。
あなたが生きる場所は「今」と未来にしかないのです。
あなたがどのように優れた才能を持っていたとしても、過去にそれを発揮することはできません。
「今」や未来にこそ、あなたの才能は役立つのです。
自らを、自らの才能を生かし、世界に対して貢献しなければなりません。
生きるということは、役立つということです。
未来の可能性を信じて「今」を懸命に生きることができていない者が役に立つ場所はありません。
世界は常に「今」に存在し、未来に向かって進んでいるからです。
世界と共に在ることこそが、貢献に繋がっていくのです。
過去は過去です。
あなたにはどうすることもできません。
しかし、過去を輝かせることはできます。
それは、あなたが「今」を、そして未来を充実させることです。
そのためにできることを懸命に努めましょう。
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