あなたは自分自身の傲慢(ごうまん)さに注意しなければなりません。
あなたはおごってはなりません。
どのような状況においても謙虚にあるように努めましょう。
謙虚さを忘れてはなりません。
どのような状況においても隙(すき)を作ることには注意しなければならないのです。
気の緩みが状況に対して問題を引き起こすということを理解しましょう。
あなたは集中しておかなければなりません。
注意が散漫であるなら、あなたは窮地(きゅうち)に立たされるということを覚えておかなければならないのです。
上手くやるためには、その計画に対して抜け目がないようにしておく必要があります。
物事の達成は周到に練り上げられた計画(思考)によって実現するのです。
好い気になり、自らの傲慢さに気が付かなければ、あなたの計画は穴だらけになり、その実現は有り得ないのです。
どのような状況に対しても思い上がって得意になってはなりません。
物事がどのように動いているか?あなたにはその全容は分からないのです。
人の認識が及ぶ範囲というものは、とても狭いものであるということを理解しましょう。
あなたの認識は、あなたが思っているほど広いものではありません。
あなたに知覚できているものは僅(わず)かな動きだけです。
その少ない情報を頼りに物事を進めても、上手くはいかないということが理解できるでしょう。
穴だらけの計画が成功することなど有り得ないのです。
この世には、人知の及ばない領域が存在しています。
人の知恵というものは、当たり前に存在していることでさえ理解してはいないのです。
人類の英知というものは、僅かなものしか把握していないということを覚えておきましょう。
あなたがどれだけ知恵を付けたとしても、それでも当たり前のことですら知らないということを知らなければなりません。
あなたは自らの心を知っていますか?
自分自身の命がどこにどのように存在し、どのような活動しているのかを知っていますか?
あなたは最も身近な自分自身のことでさえ、全く理解してはいないのです。
他人のことはどうですか?
他人の考えていることや、腹の中にあるものなどは更に分からないのです。
自分自身のこと、他人のこと、この世界に当たり前に存在していることが分からないのに、どうして傲慢でいられるのでしょう。
傲慢な者は、客観性を持たない愚かさを理解しなければなりません。
知恵が付くほどに、人は自らが未熟であるということを理解するでしょう。
あなたが知恵を目指しているのであれば、傲慢な態度ではいられないはずなのです。
道を志し、知恵に向かって進んでいる者には、自ずと謙虚さが増すからです。
この世界にはあなたの認識の及ばない範囲が存在しています。
あなたに罰を与えるのが「人」であると誰が決めたのですか?
「人」に見付からなければ安全だと、誰が決めたのですか?
自分自身のことも知らないのに、認識以上の状況が存在しているという可能性をなぜ考えないのですか?
あなたの面識のない人が、あなたを殺すことも有り得るのです。
人知の及ばない存在があなたを罰する可能性があると気が付きましょう。
自らの小さな認識の中で生きている者には、限られたルールしか与えられません。
知らないルールが多々あるのに、どうやってルールを守るのでしょう?
あなたが受けた教育は、本当に正しいものなのでしょうか?
あなたは自らを省みなければなりません。
あなたの知っていることは、真実でしょうか?
あなたはその真意を確かめなければなりません。
傲慢な者は反省しません。
反省しなければ改善されません。
改善されなければ成功しません。
あなたは謙虚さを忘れてはなりません。
あなたは生まれてから死ぬまで、ずっと学びの中にあるのです。
あなたは学ぶことに事欠きません。
それは、あなたが死ぬまでずっと未熟だからです。
この世界の学びが尽きることはないのです。
多くを知った気で傲慢な態度をとってはなりません。
ただ歳をとっただけで威張ってはなりません。
あなたは何も知りません。
知恵を付けましょう。
傲(おご)り高ぶることなく、謙虚さを大切にしましょう。
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