人生の最大の目的は、豊かな人生を生き、幸福を実現することです。
あなたは自らの人生を豊かなものとし、幸福を感じながら生きていく必要があるということを覚えておきましょう。
何を得ても、その人生が豊かであると感じることもなく、幸福であるとも思わないのであれば、人生の目的を果たしたことにはならないのです。
そのように人生を生きた人の心には後悔が残るでしょう。
後悔を残すような人生を生きてはなりません。
それがどのような人生であったとしても、満足のいくものにしなければならないのです。
あなたの人生はあなたのものです。
あなたが好きなものを得て、豊かさと幸福を感じることができればそれで良いのです。
誰かと同じであるはずがありません。
あなたの心を満たすものを得るのです。
豊かさや幸福とは、状況や環境の外的要因はもちろんではありますが、最も大切なのは自己(心)の状態という内的要因であるのです。
外部だけを繕(つくろ)っても、内部が乱れているのであれば、豊かさや幸福は実現しないのです。
どのように美しい外装の車も、エンジンが動かないのであれば価値はないのです。
その逆も然(しか)りです。
外的要因と内的要因が整ってこそ、そこには豊かさや幸福が実現するのです。
人生というものは、あなたの意思によって築かれます。
あなたの所有する状況や環境は、あなたの心が現されたものであるということが言えます。
それは、あなたがそのように思い、考え、行動した結果であるからです。
そのことから、人の人生というものは、内的要因である心(意思)があって、外的要因である状況や環境があると言えるでしょう。
多くの人は外的要因が整うことが人生の豊かさであり、幸福であるという考えを所有しています。
しかしながら、それらの外的要因(状況や環境)は、自己という内的要因によって導き出された結果であるということを忘れてはならないのです。
車の外装はメンテナンスしても、エンジンをメンテナンスしないのであれば、車はただの鉄屑(てつくず)となってしまうのです。
自己を磨かない者が、有益な状況や環境を手にすることなどできないのです。
残念ながら、人は人格によって相応しい場所に存在する権利を手にします。
その場所に相応しくない者は、その場所を離れなければなりません。
もしくは、そこに到達することすら許されないのです。
資格がなければ存在することはできないのです。
あなたが有益な状況や環境に存在したいと考えているのであれば、自らの自己を磨き、その場所に存在する資格を手にしなければならないのです。
豊かさや幸福といった場所に存在したければ、建設的であり、慈愛に満ちた意思を所有しておかなければならないのです。
「良いこと」を成す人は、良い場所に存在します。
良い場所には、豊かさや幸福が存在するのです。
「良いこと」とは、建設的であり、慈愛に満ちた行いのことです。
その意思を失った者や場所には、豊かさや幸福は存在しないのです。
あなたが目指すべきは、建設的であり、慈愛に満ちた自己です。
そのような意思を以て生きなければならないのです。
あなたは建設的であり、慈愛に満ちた自己を所有する人に従いましょう。
その人が何を得て、どのような生活や立場にあるのかは関係ありません。
多くの財を所有していようとも、その人が建設的であり、慈愛に満ちた自己を所有していないのであれば、その人に従うことには注意しなければなりません。
恐怖を利用する人がいます。
他人に不安や恐れを植え付ける人がいます。
あなたはそのような人には従ってはなりません。
恐怖に従えば、辿り着くのは、人生の貧しさと苦しみであるということを覚えておきましょう。
多くの財を所有していても、貧しさと苦しみの人生を生きている人はいます。
外的要因をいくら固めても、内的要因が満たされることがなければ、豊かさや幸福な人生を得ることは叶わないのです。
その人が恐怖を口にするのならば、あなたは注意しなければなりません。
その人が希望を口にするのならば、あなたはその人に従いましょう。
ただし、その判断は慎重に進めましょう。
何を信じ、何を行うのか?それがとても大切です。
それは、人が自らの信じることを行うからです。
どのような人にも信仰は存在します。
無神論者であろうと、有神論者であろうとも関係ありません。
どのような人も何かを強く信じているのです。
その信仰の対象が何であれ、それがどのような性質であるのか?ということだけが重要なのです。
外的要因は飾りに過ぎません。
宗教や学問、文化や主義などの違いはどうでも良いのです。
大切なのは、その信仰の対象の持つ内的要因(性質)であるということを覚えておきましょう。
あなたは豊かさと幸福を感じながら生きる、という人生の目的を果たさなければなりません。
何を信じ、何を行うべきであるのかを、自分自身で考えましょう。
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