この世に不要は存在しません。
それが存在するものであるのならば、そこには必要性があるのです。
あなたが豊かな人生を望んでいるのであれば、すべての事柄について必要性が存在しているということを覚えておかなければなりません。
すべての事柄に必要性が存在しているということを理解しない人は、物事を蔑(ないがし)ろに扱います。
物事を好い加減に扱う人が、良い成果を上げることなどできないのです。
あなたはどのような仕事にも魂が宿るということを理解しなければなりません。
それが、自分にとって取るに足らないことやものであると考え、それに対して好い加減な対応をしているのであれば、思わぬ事態に遭遇するということを知らなければなりません。
それが小さな生物だと侮っているのであれば、毒によって命を奪われるということもあるのです。
舐めてかからないことです。
何があなたを殺すか分かりません。
物事に対しては細心の注意を払い、誠実に向き合うことがないのであれば、必ず苦しい状況を迎えることになるのです。
その時になって、あの時軽んじなければ良かったと後悔しても遅いのです。
人生はあなたの行いが結果となります。
物事を軽視し、蔑ろにしているのであれば、物事は必ず綻びを見せ、やがては崩壊するのです。
大切なものが崩壊するのであれば、豊かな人生が実現することはないのです。
あなたは油断してはなりません。
あなたは真剣でなければなりません。
何事も決して侮ってはなりません。
どのようなことも蔑ろにしてはなりません。
それがどのように小さいように見えることでも、それを大切にする人が良い成果を上げるのです。
それが小さい部品だからと捨ててしまえば、船は沈んでしまうのです。
ネジ一つとして無駄ではありません。
必要だからそこに存在しているのです。
大切なものを大切に扱うことができない人は必ず苦しい目に会います。
苦しみが悪いことだと言っているのではありませんが、一度でできることを二度も三度もする必要はないのです。
気の緩みが好い加減な仕事を導きます。
あなたは気を緩めてはなりません。
油断があなたを殺すのです。
あなたは目の前のどのような事柄にも気を引き締めて向き合いましょう。
他人からの小さな親切に気が付く人は好かれます。
小さな嫌みを言っていれば、呆れられて相手にされなくなるのです。
小さなことにも注意しなければなりません。
「これくらいなら良いか」という考えで悪いことをするのであれば、それが大きく積み重なってあなたを苦しめるのです。
人は習慣というものを所有しています。
どのようなことも積み重なり、拡大するのです。
どうせ積み重なり拡大するのであれば、良いことにしましょう。
小さなことにも全力を尽くしましょう。
取るに足らないことにも真剣に向き合いましょう。
詰まらないと感じることも楽しくしましょう。
嫌なことの中にも何か良いことを発見しましょう。
苦しみの中に存在する喜びを見付けましょう。
小さくても、いつも感謝の気持ちを持っておきましょう。
小さなものも、大きなものも、その本質は同じものです。
小さなものが積み重なって大きなものになっているだけです。
あなたは忘れてはなりません。
小さなものを蔑ろにする人は、決して成功しません。
そのような人は何をやっても上手くいかないでしょう。
なぜなら、いつも小さくて重要な部品を取り付け忘れているからです。
大きなものだけで何かを構成するのであれば、それは非常にもろい構造を実現するでしょう。
小さなものほど注意が必要なのです。
小さいネジの作りが疎かなものであるのならば、役に立ちません。
大きなものの作りが粗いものであってもあまり困るものではありません。
しかし、小さなものの作りが粗いものであるのならば、全体が使い物にはならないのです。
あなたは小さなものを大切にしなければなりません。
小さいものは基本です。
基本が好い加減であるのならば、すべてが好い加減なものになるでしょう。
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