人は、積み上げます。
人は、積み上げなければなりません。
誰もが、何かを積み上げています。
どのような人も、何かを積み上げているのです。
ある人は、努力によって何かを積み上げます。
ある人は、怠慢(たいまん)によって何かを積み上げます。
ある人は、無関心によって何かを積み上げ、ある人は計画的に何かを積み上げるのです。
どのような人も、何かを積み上げているということを覚えておきましょう。
あなたも何かを積み上げています。
経験は常に積み上げられるのです。
意図してもしなくても、あなたは積み上げなければなりません。
積み上げられたものは、影響力を持つようになります。
それは、あなたの人生に影響を与えるものとなるのです。
誰もが、自らの積み上げたものによって人生を左右されます。
何を積み上げたにしても、それはあなたを左右するのです。
あなたは抱えている荷物によって歩みを変更せざるを得ません。
重たい荷物であれば、ゆっくりと進まなければなりません。
軽い荷物であれば、素早く進まなければなりません。
大きな荷物であれば、慎重に進まなければなりません。
小さな荷物であれば、気にせずに進まなければなりません。
長い荷物であれば、周囲を気に掛けて進まなければなりません。
柔らかな荷物であれば、静かに進まなければならないのです。
抱えている荷物によって、歩みは異なります。
抱えている荷物に合わせて、歩みを変えなければならないのです。
自由に歩みたくても、それは許されません。
あなたの歩みは、荷物によって制約されているのです。
大切なのは、現状を知ることです。
あなたは現在、どのような道を進んでいるのでしょうか?
道に合った荷物で歩まなければなりません。
坂道を、重たい荷物を抱えて歩むことはできません。
広い道を、小さな荷物を抱えて歩むことは虚(むな)しいのです。
道に従った荷物があります。
あなたはそれを見極めなければならないのです。
時代が求めているものをもたらす者は貢献することができます。
時代にそぐわないものをもたらす者は享受(きょうじゅ)するにとどまるのです。
貢献は豊かさを導き、享受は乏しさを導きます。
道に従った荷物を運ぶ者が、世界に貢献し、豊かさを得ることができるのです。
あなたは現状において、何を求められていますか?
あなたが求められているものこそが、あなたの運ぶべき荷物なのです。
求められている荷物を運ばず、自分の運びたい荷物を運んではなりません。
それでは、道を進むことができないからです。
世界に求められていない荷物を運んだとしても、貢献することはできないのです。
理想など、役には立ちません。
理想に従って何かを積み上げてはならないのです。
現実に従って何かを積み上げましょう。
現実とは、目の前の道のことです。
今の自分にできることを懸命に行うのです。
できないことはできないと理解しましょう。
これまで積み上げてきたことも、現状にはそぐわないことがあります。
その時には、それを手放さなければならないのです。
多くの人は、過去の栄光にしがみ付きます。
求められもせず、役にも立たない荷物に固執(こしゅう)しているのです。
求められもせず、役にも立たない荷物であれば、どれだけ積み上げていたとしても価値を持ちません。
そのことに気が付かなければなりません。
豊かさとは、変化のことです。
変化とは、可能性なのです。
執着(しゅうちゃく)して、停滞してはなりません。
素早く手放し、新しく積み上げましょう。
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