人生は、それぞれの道です。
人は、それぞれの目的地へと通じる道を歩んでいるのです。
人は、それぞれの目的を果たさなければなりません。
これは、目的を果たすための人生なのです。
目的の存在しない人生は存在しません。
どのような人生であろうとも、目的が与えられているということを覚えておきましょう。
人生における目的は、それぞれに異なっています。
この世界においては、誰一人として、同じ目的地へと向かって歩んでいる者はいません。
人は、それぞれの目的地へと続くそれぞれの道を歩まなければならないのです。
あなたの道と、他者の道は異なっています。
同じように歩もうとしても、同じように歩むことは出来ません。
人は、自分の道を踏み外すと、上手く歩めないのです。
道を踏み外すと、問題を抱えなければなりません。
その問題は、あなたを自分の歩むべき道へと引き戻そうとする働きなのです。
どのような人物も、自分の道を無視して歩み続けることは出来ません。
自分の道に反していると、多くの問題を抱えることになり、苦しむことになるからです。
しかしながら、多くの人は、苦しみを好みます。
頭では、苦しみを嫌っていますが、心では、それを好んでいるのです。
人は、自分が実際に行っていることを好みます。
多くの人が、苦しみに陥(おちい)っているのは、苦しみを好んでいるからなのです。
苦しみを嫌っているのであれば、苦しんではいないのです。
あなたが問題によって苦しみを抱えているのであれば、それは、苦しみによって、自分の道へと戻ろうとしているということなのです。
どのように抵抗しようとも、人は、自分の道に引き戻されます。
それは、すべての人が、自分の道を歩まなければならないからです。
そのことは、あなたも本質的な部分では知っています。
しかしながら、すべての人は、自我という弱い自分を抱えて生まれるのです。
そして、自我を自分だと思い込んでいるのです。
自我は、あなたが自分の道から踏み外すことを手伝います。
それは、あなたのためなのです。
そのようには思えないかも知れません。
多くの人は、苦しみなどない方が良いと考えるのです。
しかしながら、苦しみが存在しなければ、人は自分の道を歩もうとは考えません。
人生が、喜びで満ち溢れるのであれば、本来の目的を果たそうなどとは思わないのです。
多くの人は、責任よりも自由を選ぶのです。
苦労よりも、気楽の方が良いと考えるからです。
喜びに浮かれてしまえば、目的地へと辿り着くことは出来ません。
喜びに浮かれてしまえば、その場に停滞してしまうからです。
人生において大切なのは、先へ進むことです。
喜びに陥ることなく、歩みを進めることなのです。
喜びは、あなたの問題となります。
喜びに従っているのであれば、その内に苦しみに陥るようになってしまうのです。
あなたは、喜びの誘惑(ゆうわく)に引かれてはなりません。
人生においては、歩みを止めてはならないのです。
苦しみとは、あなたを奮い立たせるための発破(はっぱ)なのです。
それは、あなたを喜びから救い出すための働きなのです。
喜びは、とても大切な感情です。
しかしながら、そこにいつまでもとどまっているのであれば、目的地へと辿り着くことは出来ないのです。
あなたは、喜びを一時の休憩と考えましょう。
人生の目的は、喜びを得ることではありません。
なぜなら、喜びも過ぎれば苦しみだからです。
人生はまるで、水泳のようなものなのです。
手足を動かさなければ、呼吸することも、前に進むことも出来ません。
停滞することは楽です。
しかしながら、そのままでは沈んでしまうのです。
呼吸しようと手足を動かせば、下手なりにも何とか前に進むことが出来るのです。
大切なのは、前進することです。
あなたは、自分の道を進まなければなりません。
自分の目的を果たしましょう。
喜びが苦しみを生み出しているということに気が付かなければなりません。
それとは反対に、苦しみが喜びを生み出しているということも忘れてはならないでしょう。
これは、あなたの人生です。
もがきながら、進みましょう。
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