礎

すべての人は、役割を担（にな）って生まれます。

どのような人物にも、必要な役割が与えられているのです。

それは、この世界の豊かさに欠かすことの出来ない役割なのです。

人は、この世界を豊かなものにするために生まれたのです。

様々な役割と、それが持つ独自の方法によって、世界の豊かさに貢献（こうけん）しなければならないのです。

あなたには、あなたの役割と、それに相応しい方法が備わります。

あなたが自らの役割を理解し、それを果たせば、世界の豊かさに貢献することが出来るのです。

大切なのは、自らの担っている役割を理解することです。

そして、それを果たすことなのです。

人生に迷いを覚える人は、自らの担っている役割を理解してはいません。

人生の迷いは、自らの担っている役割についてのものなのです。

すべての人は、自らの担っている役割が分からないことに迷い、悩んでいるのです。

人生における迷いと悩みは、自らの担っている役割を理解することによって解決します。

しかしながら、多くの人はそのことを知りません。

多くの人は、目の前の状況や他者によって迷いと悩みが生じると思い込んでいるのです。

残念ながら、自らの担っている役割への不理解以外には、人生に迷いや悩みを生じさせる原因は存在しません。

目の前の状況や他者は、あなたの迷いや悩みの原因とは成り得ないのです。

そのことを理解することがなければ、人生の迷いと悩みが解決することはないのです。

大切なのは、自らの役割を理解することです。

それ以上に重要なことはありません。

自分が何であり、人生が何であるか？ということを理解すれば、人生には、迷いも悩みも存在しないのです。

それが分からないために、迷い、悩むのです。

自らの担っている役割を理解するためには、自らの情熱に従う他ありません。

自らの情熱こそが、あなたを自らの担っている役割へと導くのです。

情熱は、役割に従って働くのです。

人は、自らの担っている役割に向き合っている時には、情熱を働かせることが出来るのです。

そのため、情熱に従って行動すれば、やがては役割を果たすことが出来るのです。

自らの担っている役割を果たすことは、決して難しいことではありません。

なぜなら、情熱に従って生きれば良いだけだからです。

しかしながら、多くの人は自らの担っている情熱を果たすことが出来ずにいます。

多くの人は、自らの情熱に従って生きることが出来ないのです。

それは、人生に対して、偏見と誤解を抱えているからです。

多くの人は、偏見と誤解を抱えながら生きています。

多くの人は、自らの情熱に従って生きることに罪悪感を覚えるのです。

それは、”初めは”上手くいかないからです。

真（まこと）の道は、決して平坦なものではありません。

真の道ほど、その道程（どうてい）は険しいものなのです。

それは、真の道ほど、情熱が必要だからです。

情熱が無ければ、役割を果たすことは出来ません。

情熱が無ければ、途中で諦めてしまいます。

それでは、目的地へと辿り着くことは出来ないのです。

役割を果たすためには、情熱を貫（つらぬ）く信念が必要です。

どのような困難が襲っても、その道を進み続ける決意が必要なのです。

情熱を諦めてしまう者には、役割を果たすことは出来ません。

人生には、様々な問題が生じます。

それは、あなたが自らの担っている役割を果たすのに相応しい人物に成長するためです。

役割を果たすためには、成長しなければなりません。

成長するためには、情熱に従って生きなければならないのです。

情熱の無い者が成長することは出来ません。

やる気の無い者が、どうして成長することが出来るでしょう？

情熱とは、積極的な態度のことなのです。

あなたは、自分の人生に対して、積極的に向き合わなければなりません。

他人事のように考えてはなりません。

これは、あなたの人生です。

これは、あなたが創造しなければならない人生なのです。

あなたは、情熱に従って創造する人でなければなりません。

自分の人生を懸命に生きましょう。

そのような人は、世界を豊かなものにするための礎（いしずえ）と成るでしょう。