すべての人は、未熟に生まれます。
すべての人は歪んでいるのです。
そして、すべての人は足りません。
しかしながら、すべての人は多く持ち過ぎているのです。
すべての人は、バランスを欠いた状態です。
それは、とても不安定なものなのです。
あなたは、人が未熟であることを理解しましょう。
未熟さは、問題を引き起こします。
人生に様々な問題が生じるのは、自分自身が未熟であるからです。
人生に生じる様々な問題は、自分自身の未熟さの体験です。
これは、あなたの人生です。
人は、それぞれの人生を生きています。
誰一人として、同じ世界には存在しません。
同じに見えるだけです。
それは、あなたが未熟であるからです。
どのような問題も、それが自分自身の歪みの体験であるということを理解しましょう。
人は、それぞれの体験をしているのです。
同じ場所にいて、同じ経験をしたと思っていても、それぞれに異なる体験をするのです。
それは、体験というものが、自分自身の内側で生じているからです。
同じ経験をしても、体験はそれぞれなのです。
人生は、外に存在するように見えますが、内側にこそ存在しています。
あなたが知覚した時に、人生は始まるのです。
あなたが知覚しなければ、何も存在しません。
あなたが知覚しているものは、それがどのようなものであれ存在するのです。
例えば、あなたの抱えている問題は、あなたの内側に存在しています。
あなたは、自らの抱える歪みを知覚するのです。
そして、それを人生を通じて体験しているのです。
内は外であり、外は内なのです。
しかしながら、多くの人は、外は外、内は内と考えるのです。
それが歪みなのです。
あなたは、外を見て、内を考えましょう。
そして、内を見て、外を考えるのです。
外を見て外を考え、内を見て内を考えてはなりません。
そのような考えによって、歪んだものが更に歪むのです。
それでは、人生は空しいのです。
あなたは、歪みを直さなければなりません。
しかしながら、歪みを直すのは容易(ようい)ではありません。
歪みを直すには、それに相応しい覚悟と犠牲(ぎせい)が必要なのです。
歪みを直すためには、壊さなければならないのです。
歪みとは、一つの価値観のことです。
価値観が、理(ことわり)に対して歪んでいるのです。
それを直すためには、歪みの原因を手放す必要があるのです。
それは、現状の価値観の崩壊を意味しています。
現状の価値観に執着し続けているのであれば、歪みを直すことは出来ないのです。
歪みを直すためには、壊さなければならないということを理解しましょう。
あなたが人生に豊かさを求めるのであれば、歪みを直す必要があります。
歪んだままでは、人生に豊かさを実現することは出来ないのです。
あなたは、大切なものを手放さなければなりません。
大切なものに執着し続けているのであれば、人生に豊かさを実現することが出来ないのです。
現状において、あなたが大切だと思っているものは、残念ながら、誤解に過ぎません。
大切に思っていたものも、後に大切ではなくなります。
後に大切でなくなるものは、大切なものではないのです。
本当に大切なものは、後にもやはり大切なのです。
あなたには、本当に大切なものは分かりません。
それは、未熟であり、歪んでいるからです。
人生は、本当に大切なものを探す時間なのです。
そのために、あなたは大切と思うものを手放さなければなりません。
大切に築き上げた現状の価値観を壊さなければならないのです。
あなたが、何かを手放さなければならない時には喜びましょう。
何かが壊れる時にも喜ぶのです。
それは、より良いものが手に入る兆(きざ)しであり、より本質的なものが生じる兆しなのです。
人生は、悪いように変化しているように見えたとしても、必ず良い方向へと向かっています。
なぜなら、人生の目的は成長であるからです。
どのような変化も、成長へと繋(つな)がっています。
すべては、良い変化であり、良い経験なのです。
あなたは、そのようなことを体験しているのです。
変化を恐れてはなりません。
変化こそが、人生に豊かさを実現するのです。
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