あなたの中に「完全」は存在しません。
あなたの中には不可欠や未熟、不足や弱さが存在しているばかりです。
あなたは決して、自らが「完全」であるという傲慢や盲信に捉われてはなりません。
あなたの中には何一つとして「完全」というものは存在していないのです。
間違えてはなりません。
あなたが生きる目的は向上と成長にこそあります。
それは、人生の根源的な目標や願望であり、意義でもあります。
あなたは人生において、向上と成長を実現させなければならないのです。
その目的を実現させるために必要なものは、あなたの中にこそ存在しています。
それは、あなたの中に存在している「不完全」なのです。
あなたの中に存在している「不完全」こそが、あなたを「完全」へと押し上げる動機となり、原動力となるのです。
しかしながら、あなたが認識として自らの中の「不完全」を認めていないのであれば、あなたは「完全」へと向かうことは出来ません。
それは、人は認識として所有するもの以外を実現させることは出来ないからです。
あなたが自らを「完全」であると定義した時、あなたが「完全」へと向かう道は絶たれてしまいます。
自らが「不完全」であるとする認識があるからこそ、そこに危機感や焦りが生まれ、同時に向上心や意欲も生まれてくるのです。
あなたは決して自らを「完全」などと定義してはなりません。
自らの価値観、正義、意思、意見、見解、指針、判断…
あなたが自らの中に所有しているものが「完全」だと認識するのであれば、あなたは正しい判断や向上心や意欲を失い、結果として不可欠を生み出してしまうことになるのです。
あなたの中には何一つとして「完全」は存在していません。
あなたの中に存在しているのは「不完全」です。
間違えてはなりません。
しかしながら、「不完全」を所有しているからといって嘆く必要はありません。
「不完全」を所有していることで、あなたは失敗を繰り返すでしょう。
しかしながら、すべての失敗は成功の扉を開く鍵と成り得る大切なものです。
成功の扉を開く鍵と成り得る失敗を多く受け取ることがあなたに最善を導くことになるのです。
しかしながら、ただ失敗を受け取るだけではなりません。
自らの「不完全」を破滅的に使ってはならないのです。
あなたは如何なる状況においても真摯に事を運ばなければなりません。
何事に対しても誠実に向き合わなければなりません。
誠実さを以て「不完全」でなければならないのです。
そうでなければ、あなたの「不完全」はあなたの大切なものすべてを奪い去ってしまうことになるでしょう。
あなたが所有しているものはそのすべてが「不完全」です。
しかしながら、「不完全」でありながら真面目に誠実に存在していなければなりません。
それがあなたを「完全」へと導く唯一の方法であることを理解しなければならないでしょう。
あなたが真面目に誠実であるのならば、あなたの中の「不完全」は多くの豊かさをあなたに導くことでしょう。
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