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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2013年2月6日水曜日

行動の動機

人生に得られる結果は、その原因の形によって大きく異なるということを覚えておかなければならないでしょう。
この世界には無限の方向性が広がっています。
同じように見える方向性であっても、ほんの少しの誤差が大きな違いを生むことになるのです。
原因は素直に結果へと導かれます。
原因が違う結果をもたらすということはありません。
あなたが受け取った結果は、あなたが所有する原因がそのまま形になったものなのです。
あなたは結果に対して不満を持ってはなりません。
どのような結果もそれが正しい形なのです。
自らの置かれた状況に腹を立てる人がいます。
その時、人はそれが自らの持つ原因による結果であり、そこから導き出される感情であることを忘れています。
状況に不満を持つことは得策であるとは言えません。
それは、不満を持つことによって、その原因の形を見失ってしまうからです。
不満を持つ時、人は自らの責任を自分以外の誰かや何かに対して押し付けています。
責任を自分のところから離してしまうと、その原因がどのような形をしていたのかを確認することはできないのです。
あなたが結果を変えたいと思っているのであれば、原因を変えなければならないことは必至です。
原因を変えることなく、結果を変えることはできません。
原因を変えるためには、原因を手元に持ち、それをいつでも確認、修正することができなければならないのです。
誰かや何かに対して責任を転嫁していると、その原因を確認することはできません。
あなたはより良い状況を求めているはずです。
現状よりも豊かな状況を得るためには、責任を引き寄せなければなりません。
あなたの選択と行動が責任です。
それはあなたの生き方なのです。
その生き方が豊かさ(可能性や幸福)に対して向けられ、それに見合う動機が必要なのです。
苦しみ(貧困)から逃れるためにお金を稼ぐことと、喜び(自由)を得るためにお金を稼ぐことは、作業としては同じことです。
どちらもお金を増やす作業をします。
しかしながら、その動機は全く別の性質を持っていることに気が付くでしょう。
苦しみから逃れるために何かをするということは、一見すると行動的で良い印象を受けるかもしれません。
しかしながら、その動機は恐怖に根差しています。
恐怖を意識しながら行動すれば、いつの間にかに恐怖に向かって進むことになるのです。
人は意識の中に抱える感情を実現します。
苦しみから逃れるための行動は、いつの間にかに苦しみに向けた行動へとすり替わってしまうのです。
その結果、求めていたものとは違う状況を手にすることになります。
喜びを得るために行動するということは、喜びの感情に根差しています。
喜びの感情によって行動すれば、どのような状況に対しても喜びを見失うことはありません。
喜びに対する意識や感情は次第に強化され、いつの時もその道を選択することができるのです。
あなたが豊かさを求めているのであれば、豊かさを得るための動機によって行動を選択しなければなりません。
間違っても恐怖を動機によって動いてはならないのです。
あなたは求めるものを得ることができます。
しかしながら、それはあなたの理想や希望などの「願い事」からではありません。
あなたの心の底(本心)で信じているものが本当に求めているものであり、唯一あなたが得ることのできるものなのです。
心の底で恐怖を信じている人は、恐怖を動機として選択し行動します。
心の底で喜びを信じている人は、喜びを動機として選択し行動するのです。
作業自体は同じようなものであっても、動機が違えばそこには誤差が生じてくるのです。
その誤差は、初めは小さなものです。
しかしながら、時と労力を経ることでその誤差は大きなものになってしまうのです。
あなたは選択し行動する時、その動機がどのようなものであるのかを確かめなければならないでしょう。
恐怖に根差した選択と行動があなたを豊かさに導くことはありません。
歩けど歩けど目的地に辿り着かないのであれば疲れてしまうでしょう。
あなたは苦しみ(恐怖)を信じてはなりません。
どのような状況も豊かさへと繋がる可能性であるということを信じておかなければなりません。
すべてが豊かさへと繋がる可能性であることを信じることができたなら、その動機は喜びに根差したものになるでしょう。
頭や心の中で思うだけではなりません。
腹の中でそれを信じることができなければなりません。
豊かに生きることを信条として持っておかなければならないでしょう。

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