根っこ

あなたはその心に思い描いたことを実現させなければなりません。
例え、それの実現が現実的に不可能であったとしても、それを実現させるために全力を尽くさなければなりません。
自らの心に思い描くことは、あなたが実現しなければならない使命です。
それは単なる思い付きであるかもしれません。
しかしながら、あなたの心があなたに伝える構想はあなたの可能性を広げるための大切な布石（ふせき）なのです。
あなたの心に思い描くこと、そして、思い描くことのできることは、あなたに可能性を教えてくれます。
あなたの心の中に存在している構想は、少なからず自らの中に存在している可能性を示唆（しさ）しているのです。
あなたに必要のないものが、あなたの心の中に存在することはありません。
すべてが意味を成し、関係性を持っているのです。
あなたは豊かさを得るために生きています。
幸福な人生を生きるために生きているのです。
そのことを忘れてはなりません。
あなたはいつの時も、豊かさと幸福を求めなければならないのです。
あなたが豊かさと幸福を実現させるためには、自らの心の状態を無視することはできません。
それは、心が満たされない限りは人生が豊かで幸福になるということはないからです。
何よりも心の状態が大切であるということを理解しなければなりません。
心が豊かで幸福な状態でないのであれば、豊かで幸福な人生を得ることはできません。
それがどのような状況であったとしても、そこであなたの心が満たされることがないのであれば豊かさと幸福は実現することはないのです。
あなたが人生に豊かさと幸福を実現させるためには、先ずはその心に対して豊かさと幸福を実現させなければなりません。
心の豊かさと幸福を実現させるためには、心を満たす必要があります。
心を満たすためには、心が抱える欲求を満たしてやらなければならないのです。
心の欲求を満たすためには、心に思い描くことを実現させなければなりません。
心の欲求を実現させることなく、その欲求を満たすことなどできないのです。
あなたが心に思い描くことは、少なからずあなたが実現したい状況です。
心に思い描く構想は、あなたの願いや希望であるのです。
あなたの心は素直に自ら（あなた）の求めるものを伝えます。
しかしながら、素直過ぎるその構想をあなたは否定します。
それは、あなたの心理に恐怖が根差しているからです。
あなたは自らの求めるものを知っています。
しかしながら、それが実現することはないとどこかで思っているのです。
闘う前からそれをどこかで諦めているのです。
それは長年をかけて培ってきた恐怖の価値観が邪魔をするからです。
恐怖の価値観は、あなたにネガティブな感情を植え付けます。
あなたに構想の失敗を予感させ、それが可能性を奪うと脅すのです。
あなたは長い間そのように信じてきました。
自分にはできない。
どうせ失敗するのが落ちだ。
失敗すればすべてを失う・・・
このように教え込まれ、考え続けてきたのです。
しかしながら、現実はそうではありません。
あなたにできないことはありません。
失敗しても何度でもやり直すことができます。
失敗が導くものは成功でしかありません。
あなたが信じていた恐怖は幻想です。
恐怖が実態として形を持つことはないのです。
あなたが構想の実現に向けて動けば、そこには必ず大切な経験が待っています。
経験を得られないということは有り得ません。
構想の実現に向けて動けば、必ず素晴らしい経験を得ることができるのです。
その経験は必ずあなたを成長させます。
根を伸ばすことは植物にとってとても大切なことです。
根が四方に伸びればそれだけ安定して自らを支え、更には多くの栄養を得ることができるのです。
あなたの動きと経験が「根っこ」なのです。
あなたは様々な経験を積まなければなりません。
心には様々なことが思い描かれることでしょう。
それを認識したのであれば、それを断る理由はありません。
思い描いた素敵な構想は、何が何でも成し遂げるという強い意志を持たなければなりません。
強い意志さえあれば、方法はいくらでも見付かります。
無理だと思っていたことが、様々な形で実現するのです。
心に思い描くことは豊かさや幸福への布石です。
あなたはそのチャンスを無駄にしてはなりません。