あなたが人生を豊かなものにするためには、状況に対する問題を解決しなければなりません。
状況に対する問題を解決することができなければ、人生を豊かなものにすることはできないからです。
あなたは問題が存在している状況を豊かであるとは思えません。
問題が解決するに従って人生は豊かさを得るということを理解しなければならないでしょう。
問題を解決することができなければ、状況が展開するということはありません。
それは人生の停滞と後退を誘発します。
どのような人物も問題の前に立ち止まれば、苦しみを受け続けなければならないのです。
あなたが豊かさを求めるのであれば、どのような問題の前にも立ち止まってはなりません。
できる限り素早く問題を解決し、先へと進まなければならないのです。
あなたが問題を解決するためには「力」が必要です。
その問題を解決することのできる力がなければ、その先の状況へと進むことはできません。
問題の先へ進むことができなければ、人生が豊かなものになるということはないのです。
あなたは「力」を求めなければなりません。
しかしながら、ただ「力」を求めるだけではなりません。
大切なのはどのような力を求め、所有するのか?ということなのです。
問題に対して、それを助長し、状況を悪化させてしまうような力では元も子もありません。
問題に対してそれを解決するために有効な力でなければ先へと進むことはできず、豊かさを得ることもできません。
問題というものは、その状況に対して自分自身が間違った見識や方法を用いた時に生じます。
言わば、安全装置のようなものです。
豊かさに対する安全装置がそれを問題という形であなたに知らせ、その間違いを正そうとしているのです。
問題というものはあなたを苦しめるためのものではないのです。
あなたを豊かさへと導くための道しるべであるということを忘れてはならないのです。
問題を解決に導くためにはどのような力が必要でしょうか?
恐怖に根差したどのような感情も必要ではありません。
問題に対して恐怖、苦しみ、不満、不安、心配、嘆(なげ)き、絶望、諦めなどの破滅的な感情を持ち込んではならないのです。
問題に対しては喜び、楽しみ、安心、希望、期待などの建設的な感情を用いなければならないのです。
問題に対してネガティブな気分を持ち込む時、その問題は大きく膨れてしまいます。
そして、自分には抱え切れない程の大きさや重さになってしまい、耐え切れなくなったあなたは潰されてしまうのです。
それがどのような問題であったにしても、そこに破滅的な感情を持ち込んではなりません。
どのような問題であったとしても、努めて建設的な感情を持ち込むようにしなければならないのです。
どのような問題も、永遠にその形を保つことはできません。
どのように大きな岩も必ず割れるのです。
問題は問題であり続けることはありません。
それが希望に添った形で解決することはないかもしれませんが、問題はいつか問題ではなくなるのです。
ただし、問題を問題という形にとどめないためには、問題を解決するための「力」を注ぎ続けなければなりません。
あなたが大きな岩に対して鑿(のみ)と槌(つち)しか持っていなくても、それを使って岩に挑まなければなりません。
鑿と槌で岩に向かうことは無謀なことではありますが、鑿と槌では歯が立たないことを理解(実感)しなければ、次の手を打つことはできないのです。
頭の中の考え(想像)だけでは先へは進むことができません。
実際に対峙してみて、触れてみて、動かしてみなければ分からないことが多々あるのです。
あなたが行動することがなければ、人生が前進することはないのです。
先に進んだと思えることはあるかもしれませんが、実際には進んではいないのです。
経験こそが大切です。
あなたは実際に自分の力で動かなければなりません。
あなたが自分の力で何かに触れる時、そこには「知恵」が生まれます。
それは問題を解決し、豊かさを得るためにはどうしても必要な「力」なのです。
知恵とは知識ではありません。
知識だけを多く詰め込んだところで知恵は一つも生まれません。
知恵とは知性だからです。
それは、知識と経験が合致した結果として導き出される力なのです。
知恵の前にはどのような問題もその形を保つことはできません。
知恵に勝る問題など存在しないのです。
あなたが建設的な感情を以て問題に向き合う時、そこには必ず必要な知恵が生まれます。
知恵とは偉大なる力です。
それを得るためには偉大なる心を持たなければならないのです。
知恵を付けなければなりません。
知恵に勝る力など存在しないということを理解しなければなりません。
ポジティブな気分によって問題を解決し、人生を歩んでいきましょう。
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