あなたはそれを経験しなければなりません。
あなたはそれを経験することによって、豊かさへと向かうのです。
その経験は必要なものであるのです。
あなたがどのように考えようとも、その経験無くして豊かさへと辿り着くことはできないのです。
人は魂を磨くために人生を生きています。
人は何度も生まれ変わります。
何度も人生を経て、魂を磨き、自己を向上させるのです。
しかしながら、人は未熟な存在です。
そのため、生きている中で魂を汚すことが多々あります。
魂の汚れとは、愛情に反する生き方をすることです。
愛情によって魂は磨かれます。
愛情を失えば、魂の周りには汚れが停滞することになるのです。
魂の汚れは、破滅的な考え方を生み出し、破滅的な考え方は破滅的な生き方に繋がります。
破滅的な生き方は、辛く苦しい経験を導くのです。
あなたが豊かな人生を生きるためには、魂の汚れを取り除かなければなりません。
鍋に焦げ付いた汚れは簡単には落ちません。
鍋を綺麗にするためには、知恵と時間と労力が必要となるのです。
人生において、あなたが経験することは、魂に停滞する汚れを取り除くための作業であるのです。
あなたはそのことを覚えておきましょう。
鍋の汚れを取り除くためには、その汚れに触れなければなりません。
そして、嫌な思いをしながらも、少しずつ汚れを落としていかなければならないのです。
人生には辛いことがたくさんあります。
苦しいと思うこともたくさんあるでしょう。
しかしながら、それはただ辛いだとか、ただ苦しいということではないのです。
あなたが意識していなくても、その辛さや苦しみの経験によって、魂の汚れが取り除かれていくのです。
これは、辛さや苦しみを味わうことが良いことだ、と言ってる訳ではありません。
わたしはあなたにそのような思いを味わって欲しくはないのです。
しかしながら、汚れを取り除かない限りは豊かさを得ることはできないのです。
人生が辛いと感じ、苦しいと思うことは仕方のないことです。
しかし、意味のある経験であるということは知っておかなければならないのです。
それがどのような経験であろうとも、必ず意味があるのです。
そのことを知らなければ、本当は良い方向に進んでいるにも関わらずに、更なる苦しみを増やしてしまうことになるでしょう。
あなたはどのような経験に対しても、苦しみの感情を引き摺ってはなりません。
いつまでもトラウマとしていてはならないのです。
心的外傷(トラウマ)を取り除くためには、意識の力が必要です。
それは、考え方であり、気分であるのです。
辛く苦しい経験に対して、辛い、苦しいという考えや気分であるのならば、魂の汚れを取り除くことはできないのです。
汚れに汚れを足せば、より強固な汚れになるだけなのです。
辛く苦しい経験に対しては、楽しみや喜びといった建設的な考えや気分を用いなければならないのです。
建設的な考えや気分は、洗剤のようなものです。
それは、魂にまで届く洗剤です。
それは、魂の汚れを取り除く唯一の方法であるのです。
あなたの魂の汚れを取り除くのに必要なのは、建設的な考え方と気分であるということを覚えておきましょう。
その経験が辛いことも、苦しいことも知っています。
しかし、あなたはそれが自らの魂から出た汚れであるということを知っておかなければならないのです。
すべては自業自得であるのです。
あなたはこれを受け入れないでしょう。
そのことを知っていて、敢(あ)えて言うのです。
すべては自業自得であるのです。
すべてはあなたのためです。
あなたが経験しなければならないことであるから、あなたが経験することができるのです。
その経験によって魂の汚れを取り除くことがなければ、あなたが豊かさを得ることなどできないのです。
どのような経験であったとしても、あなたは破滅的な考えや気分に沈んではなりません。
考え方や気分は後付けであるのです。
それらは、あなたが選択するものなのです。
建設的な考えや気分を選択しなければなりません。
豊かさを手にする人は必ずそうします。
それ以外に方法がないからです。
不貞腐れていてはなりません。
どのように苦しい状況からでも豊かさを手にする人はいるのです。
しかし、どのように恵まれた状況からでも乏しさを手にする人もいるのです。
人生は自分自身の考え方でどうとでもなるということを覚えておきましょう。
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