人生には、無駄は存在しません。
人生には、間違いは存在しないのです。
人生におけるすべての状況が必要であり、最善です。
あなたはそれを知らなければなりません。
多くの人は、人生に無駄や間違いが存在しないことを知りません。
すべてが必要であり、最善であることも知らないのです。
そのため、自分にとって都合の悪い状況に対して、愚痴(ぐち)を吐くのです。
人生には、どうしようもないことがあります。
それは、目の前に導かれた状況です。
それがどのような状況であれ、どうしようもないことなのです。
なぜなら、それは目の前に存在しているからです。
導かれたものは必要であり、最善です。
それ以外の何物でもありません。
それをどれだけ拒絶しようが、愚痴を吐こうがどうしようもありません。
目の前の状況は、避けることの出来ない現実なのです。
大切なのは、現実からは逃れられないということを理解することです。
それは、この世界には、因果の仕組みが存在するからです。
誰一人として、因果の仕組みを否定することの出来る人はいません。
すべての人が、因果の仕組みに支配されているのです。
目の前に導かれる状況は、あなたの選択の結果です。
原因は、あなたの選択なのです。
あなたの選択によって、当然の結果が導かれているだけなのです。
多くの人は、そのことを知りません。
目の前に導かれた状況が偶然の産物であり、自分が不運に見舞われたのだと考えているのです。
そして、”悲劇のヒロイン”として、不幸な自分を演じ、その立場に酔い痴(し)れるのです。
多くの人は、哀(あわ)れな自分を喜びます。
それは、多くの人に構(かま)ってもらうことが出来るからです。
そして、他者と共感し合うことが出来るからです。
多くの人は、そこに安心感を覚えます。
誰かと同じであることに価値を見出すのです。
残念ながら、それは不幸の連鎖(れんさ)を引き起こします。
”悲劇のヒロイン”が集えば、そこでは悲劇が催(もよお)されるのです。
そこでは、幸福な人はいません。
すべての人が、不幸なのです。
あなたが幸福を求めているのであれば、人生には必要と最善のみが存在しているということを受け入れましょう。
間違っても、人生に無駄や間違いが存在しているなどと考えてはなりません。
目の前に導かれるすべての状況が、あなたの成長に対して必要であり、最善です。
すべては、あなたを成長させるためなのです。
大切なのは、目の前の状況に向き合うことです。
向き合うためには、受け入れなければなりません。
それは、どうしようもないと認めることなのです。
大切なのは、何が起きたのか?ではありません。
人生には、何が起きても良いのです。
それが、必要であり、最善であるからです。
大切なのは、起きたことにどう対処するのか?ということなのです。
起きたことは仕方のないことです。
仕方のないことに力を尽くしてはなりません。
仕方のないことに対する努力は、徒労(とろう)に終わってしまうでしょう。
あなたは、今、自分に出来ることに力を尽くさなければならないのです。
それ以外には、幸福を得る方法はありません。
起こったことでも、これから起こることでもなく、今起こっていることに力を尽くさなければならないのです。
結果に対する原因は、常に今というこの瞬間に存在しています。
今というこの瞬間に、自分に出来ることに力を尽くさない者には、幸福な状況が導かれることはないのです。
出来ることをすれば良いのです。
それは、誰にでも出来ることです。
出来ないことをしろと言っているのではありません。
出来ることをすれば良いのです。
起こったことを気にしてはなりません。
今、自分が何をするのか?ということを気にしていましょう。
人生は、そこから始まるのです。
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