人は、それぞれの人生を生きています。
人生というものは、人それぞれに異なるものです。
それは、人それぞれに、人生の目的が異なるからです。
目的が異なれば、必要が異なります。
必要が異なれば、立場が異なります。
立場が異なれば、生き方が異なります。
生き方が異なれば、考え方が異なります。
考え方が異なれば、選択が異なります。
選択が異なれば、行為が異なります。
行為が異なれば、状況が異なります。
状況が異なれば、心が異なります。
心が異なれば、人生は異なるのです。
人は、異なる人生を生きています。
誰一人として、同じ人生を生きている者はいません。
それは、この世界には、誰一人として、同じ人間が存在しないようにです。
あなたと同じ人物は存在しません。
それは、あなたと同じ人生が存在しないことを意味しています。
あなたは、誰とも異なる人物であり、誰とも異なる人生を生きているのです。
あなたの代わりに、あなたを生きることの出来る人は存在しません。
あなたの代わりに、あなたの人生を生きることの出来る人は存在しないのです。
それは、あなたを理解する人が存在しないということを意味しているのです。
多くの人は、他者に対して理解を求めます。
多くの人は、他者に認められることを心の拠(よ)り所としているのです。
他者に認められることが、人生の成功であると思い込んでいるのです。
残念ながら、あなたを理解することの出来る人は存在しません。
なぜなら、他者はあなたではないからです。
あなたでない他者が、あなたを理解することなど出来るはずがないのです。
それは、あなたが他者を理解することが出来ないことと同じです。
あなたは、他者を理解することが出来ません。
他者を理解することが出来るという人がいれば、それは自分勝手な妄想(もうそう)に酔い痴(し)れているに過ぎません。
あなたが他者を理解することが出来ないように、他者もあなたを理解することは出来ません。
それが自然です。
あなたは、他者を理解する必要も、他者に理解される必要もないのです。
大切なのは、自分の人生を懸命に生きることだけなのです。
自分の人生を懸命に生きることが出来るのであれば、他者からの理解など必要ではないのです。
多くの人は、他者を理解しようとし、他者から理解されようとしています。
それでは、意識が外(他者)へ向かうことになり、自分自身に意識を傾けることが難しくなります。
自分自身に意識を向けることが出来なければ、人が自分の人生を生きることは出来ないのです。
中には、自分と他者を比較することによって、意識が外へ向かう人がいます。
そのような人は、他者との優劣を競っているのです。
しかしながら、違うものを比較することは出来ません。
違うものは、違うのだから比べることが出来ないのです。
男と女は違う存在です。
それを比較することは無謀です。
違うものを比較するのではなく、それぞれを尊重することが重要なのです。
あなたは、自分と他者を比較する必要はありません。
あなたはあなたであり、他者は他者なのです。
比較とは、同一視によって生み出される争いです。
あなたは、人生について、誰とも争う必要はありません。
あなたは、あなたの人生を生きれば良いのです。
他者は他者の人生を生きれば良いのです。
それぞれの人生を尊重することによって、それぞれの人生には豊かさが導かれるでしょう。
他者への理解も比較も必要ではありません。
他者からの理解も比較も必要ではないのです。
あなたは、自分の人生を探求しましょう。
異なることが美しいということを覚えておかなければなりません。
そして、異なるものが協力することは、より美しいと覚えておきましょう。
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