人生には、それぞれの道が存在しています。
人は、誰かと同じ道を歩むことは出来ません。
人は、誰かと共に歩むことも出来ないのです。
あなたは、あなたの道を、あなた独りで歩まなければならないのです。
あなたは誰にも期待することは出来ません。
あなたは誰も、道連れにすることは出来ないのです。
独りで歩むことを決意しましょう。
あなたの道においては、誰にも頼ることは出来ません。
答えは、自分以外には知らないのです。
どのような人物も、あなたに答えを教えることは出来ません。
どのような人物も、あなたに行き先を教えることは出来ないのです。
答えは、自分独りで探しましょう。
しかしながら、人は未熟な存在です。
すべての人が無知であり、愚かであるということを理解しなければなりません。
この世界には、完璧な人はいません。
誰もが、未熟であり、無知であり、愚者(ぐしゃ)であるのです。
そのため、答えは探さなければならないのです。
残念ながら、あなたには正解を理解することが出来ません。
誰にも、正解を知ることは出来ないのです。
しかしながら、それで良いということを覚えておきましょう。
あなたは何を選んでも良いのです。
どのように歩もうとも構いません。
大切なのは、あなたが自分独りで考え、自分独りで決意し、自分独りで歩むことです。
自分の道を歩めば、それで良いのです。
多くの人は、他者に期待することによって、自力を失っています。
多くの人は、他者の道を羨(うらや)ましく思うことで、自分の道を見失います。
誰かを模倣(もほう)することは、一種の安心感をもたらします。
それは、連帯という状態を得ることによって、自己を正当化することが出来るからです。
これは、あなたの人生です。
あなたが自己を正当化したところで、すべての責任は自分自身が負わなければなりません。
誰かや何かに対して、責任転嫁(せきにんてんか)を行ったところで、責任を軽減することも、それを退(しりぞ)けることも出来ないのです。
これはあなたの人生であり、あれは他者の人生であるということを覚えておきましょう。
人生を混同してはなりません。
人生というものは、それぞれに別々のものなのです。
大切なのは、必要と不要を見極めることです。
あなたが人生を完成させるためには、必要を選択し、不要を選択しないように努める必要があります。
必要を選択することなく、不要を選択しているのであれば、人生の目的地に辿り着くことは出来ないのです。
必要を選択し、目的地へと向かって歩みを進めなければならないのです。
すべての人は未熟です。
そのため、認識は歪んでいます。
多くの人は、必要を不要と思い込み、不要を必要と思い込んでいるのです。
安易(あんい)に判断してはなりません。
あなたは、人生を深く考えなければならないのです。
自分にとって何が必要であり、何が不要であるのか?は、容易(ようい)に判断を下せるようなものではありません。
長い年月と経験によって、漸(ようや)く判断することの出来るものなのです。
多くの人は、感情によって判断します。
感情とは、一時の心の揺(ゆ)らぎに過ぎません。
それは、水面のように、外部的な刺激によって様々に変化している状態に過ぎないのです。
刺激が止めば、水面は力を失います。
感情による判断は、一時の力を与えますが、それが継続することはありません。
直ぐに諦めてしまうのであれば、目的地へと辿り着くことは出来ません。
大切なのは、継続する力に従うことです。
それは、あなたにとっての必要であるのです。
深く考えることによって、あなたは自分にとっての必要を知ることが出来るでしょう。
そして、継続することによって道を進むことが出来るのです。
感情に従い、安易に生きている人は、苦悩に満ちた人生を生きるでしょう。
理性に従って、深く考える人は、満足のいく人生を生きるでしょう。
自分の人生を生きることが重要です。
人生を比較する必要はありません。
あなたにとって、それが必要な人生であれば良いのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿