すべての人は、目的を以(もっ)て生まれます。
人生は、空しく生き延びる時間ではないのです。
生きることは大切ですが、それは人生の目的ではないのです。
生きることは、当たり前のことです。
当たり前のことを目的として生まれる者はいないのです。
大切なのは、どう生きるのか?ということです。
ただ生きるだけでは、人生の目的を果たすことは出来ません。
人生の目的を果たすためには、生き方が問われるのです。
ただ生き延びようとしている者には、人生の目的を果たすことは出来ません。
人生の目的を果たすためには、人生の目的を果たそうとしなければならないのです。
ただ、歩いているだけでは、目的地へと辿り着くことは出来ないのです。
目的地へと辿り着くためには、目的地へと辿り着くように歩まなければならないのです。
人生の目的を果たすためには、人生の目的を考えながら生きていなければなりません。
“人生は何か?”
自分自身に問い掛けなければならないのです。
問い掛けなければ、考えることは出来ません。
考えなければ、果たすことは出来ないのです。
適当に歩むことと、目的意識を以て歩むことには、大きな違いがあります。
適当に歩むことには当(あ)てがなく、目的意識を以て歩むことには当てがあるのです。
当てもなく歩む者には苦悩が従います。
当てもなく歩む者は、苦悩を避けることが出来ないのです。
目的意識を以て歩む者には苦しみが従います。
目的意識を以て歩む者も同じように苦しまなければなりませんが、その歩みに悩みは従わないのです。
これは、大きな違いなのです。
悩みとは、思考の病です。
それは、思考を偏(かたよ)らせ、停滞させ、腐らせてしまいます。
悩みを従える人は、乏しさを得るのです。
そのような状態では、とても目的地へと辿り着くことは出来ません。
患(わずら)っている者には、目的を果たすことが出来ないのです。
大切なのは、悩みを従えないことです。
苦しむことは良いのです。
しかしながら、悩みには注意しなければなりません。
悩みは、思考を腐らせてしまいます。
それは、足が腐るようなものなのです。
それでは歩めないのです。
あなたは、悩まずに歩まなければなりません。
悩みを従えないためには、決断することです。
自分の歩みを覚悟することなのです。
残念ながら、目的地を確信することの出来る人はいません。
すべての人が未熟に生まれ、無知を生きているのです。
道はどこへ通じているか分かりません。
それは、誰にも分からないことなのです。
しかしながら、覚悟を決めてその道を行かなければならないのです。
他に道はありません。
どちらにしても苦しまなければならないのです。
あなたが選ばなければならないのは、悩むか?悩まないか?ということなのです。
どちらか一方しか選ぶことは出来ないのです。
どの道が正解なのか、それは誰にも分かりません。
目的地へと辿り着くことが出来るかどうかも分からないのです。
人生がどうなるかは分かりませんが、あなたは道を選んで歩まなければなりません。
どのような生き方をしても構いません。
生き方に正解は存在しません。
ただ、人生に対しては、目的意識を以て生きることが大切です。
今、自分が何をしているのか?と考えなければならないのです。
目的地への道程(みちのり)は、決して平坦なものではありません。
自分にとって有利なことばかりではないのです。
時には険(けわ)しい道程もあり、時には不利を得なければならない時もあるのです。
都合の良いことも悪いこともあるのが、人生の道程であるということを理解しましょう。
現状がどのようなものであれ、覚悟を以てその道を歩んで行きましょう。