人生には、必要が実現します。
どのような状況が導かれようとも、それが必要であるのです。
すべての人が、必要を受け取ります。
すべての人は、必要以外を受け取ることは出来ないのです。
あなたの目の前に導かれるすべての状況が、あなたにとっての必要です。
あなたは、目の前のすべての状況から必要な学びを得ることが出来るのです。
しかしながら、未熟に生まれたあなたには、目の前に導かれる状況が必要であるとは思えません。
大抵の場合、それは、都合の悪い形で導かれるからです。
人生には、都合の良いことはありません。
多くの人は、不平不満を生きているのです。
すべての人が、誰かや何かに合わせなければなりません。
自分の思い通りに、自分に都合の良いようには、人生は展開しないのです。
思い通りにならないのが人生です。
それは、あなたが学びを得るためです。
学ぶためには、心の中に葛藤(かっとう)が必要です。
それは、自分に都合の良いように事を運びたいという気持ちと、現状という自分に都合の悪い状況との争いなのです。
すべての人は、利己(りこ)と利他(りた)の狭間(はざま)で揺れているのです。
人生は、利他的に展開します。
あなたは、誰かや何かの役に立つように振る舞わなければならないのです。
しかしながら、未熟に生まれたあなたは、利己的に生きたがります。
それは、不安を抱えているからです。
未熟に生まれたために、人生に対して不安を抱いているのです。
不安は、恐怖によって引き起こされる感情です。
すべての人は、恐怖を抱えているのです。
すべての人は、自らの立場や所有の強化を図ります。
それは、立場や所有が強化されると、幸福や豊かさが安泰(あんたい)であると考えるからです。
残念ながら、立場や所有と幸福や豊かさには直接的な関係はありません。
立場や所有に関係なく、幸福や豊かさを得ることが出来るのです。
幸福とは、偏見(へんけん)による誤解です。
何かに対して傾倒(けいとう)すれば、幸福を実現することが出来るのです。
無知な子ども程幸福であるのは、無知であるが故(ゆえ)に偏見と誤解を抱えているからなのです。
立場や所有を強化したところで、豊かさを手に入れることは出来ません。
なぜなら、豊かさとは、人生の目的を果たした結果であるからです。
人生の目的と、立場や所有は関係ありません。
立場や所有が乏しくても、人生が豊かである人はいるのです。
大切なのは、知恵の導きによって、人生の目的を果たすということです。
立場や所有などの”余計なこと”に気を取られていてはならないのです。
あなたは、必要だけを所有していれば良いのです。
必要は、その時に分かります。
探し回って見付かるものではありません。
未来や過去を思い悩むことで見出されるものでもないのです。
必要は、現状に導かれます。
あなたが目の前の状況の中に、自分にとっての必要を見付けるでしょう。
必要は、その時になってみなければ理解することは出来ません。
あれこれと考えても埒(らち)が明きません。
考えても探しても、必要を見付けることは出来ないのです。
必要は、必要な時に分かるのです。
そういうものなのです。
大切なのは、現状を懸命に生きることです。
自分なりに励(はげ)むことなのです。
現状を懸命に生きている者には、必要を理解することが出来ます。
必要を理解すれば、問題は解決します。
必要を理解すれば、道は開けるのです。
どうすれば良いか?は、必要が必要な時に教えます。
あなたは、打算する必要はありません。
心の赴(おもむ)くままに生きれば良いのです。
そうすれば、あなたは、誰かや何かのために生きていることでしょう。
それが、あなたにとって、この世界にとっての必要なのです。
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