収穫

すべての人には、果たさなければならない目的が存在しています。

誰一人として、無意味に生まれることはありません。

すべての人は、意味を以（もっ）て生まれるのです。

それが、人生の目的を果たすということなのです。

あなたは、人生の目的を果たすために生まれたのです。

それ以外の理由で生まれる人はいません。

あなたは、人生の目的を果たすことによって、生まれた意味を果たすのです。

あなたが生まれた意味を果たすためには、人生の目的を果たそうと努めなければなりません。

あなたは無意味に生まれた訳ではありません。

無気力に生きてはならないのです。

怠惰（たいだ）に時を過ごしてはならないのです。

残念ながら、多くの人は怠（なま）けています。

人には、やらなければならないことがたくさんあるのに、それを無視するのです。

あなたには、果たさなければならない目的が存在します。

目的を果たすためには、それに相応しい働きを示さなければなりません。

無気力に、怠惰に時を過ごしたとしても、人生の目的を果たすことは出来ないのです。

人生の目的を果たすためには、それに必要な知識、技術、想像力、知恵、勇気、行動が求められるのです。

偶然に人生の目的を果たすことは出来ません。

人生の目的を果たすためには、それ相応の働きが必要なのです。

この世界には、因果の仕組みが存在しています。

因果の仕組みとは、どのような結果にも、それに相応しい原因が存在するというものです。

この世界には、因果関係の存在しない”奇跡”など存在しないのです。

すべての結果には、それに相応しい原因が存在することを忘れてはなりません。

あなたの目の前に導かれる状況は、あなたにとって相応しい状況です。

それ以上の状況など存在しないのです。

大切なのは、原因が自分自身であるということです。

それは、目の前の導かれる状況の原因を初めから持っているということなのです。

人生で経験することは、人生の目的を果たすために必要な経験です。

それは、あなたが自分自身を磨くための経験なのです。

人生には、問題が生じます。

誰一人として、問題を避けることは出来ません。

それは、雨が降れば芽を出す野草のようなものなのです。

種は、どこにでも蒔（ま）かれています。

しかしながら、それを認識することは出来ません。

誰もが、問題の原因に気が付かないのです。

そして、問題の原因が自分自身であることも理解することが出来ないのです。

人生における雨とは、人生からの問いです。

人生は、あなたに問い掛けるのです。

それは、嫌なこととして認識されるでしょう。

あなたにとって都合の悪い状況こそが、あなたに対する問い掛けなのです。

潜在的に、人は自分自身や人生に向き合うことを嫌います。

人は、真（まこと）に触れることを恐れているのです。

”人生とは何ですか？”

”自分とは何ですか？”

この問いに真剣に向き合うことの出来る人は多くありません。

それは、これ等の問いに答えることは容易（ようい）ではないからです。

大抵の人は、目の前の快楽や欲望、そして、様々な思い煩（わずら）いに心が塞がれ、これ等の問いに答える意欲を失ってしまいます。

収穫する前に、育てることを放棄（ほうき）してしまうのです。

苦しむことによって、あなたは、自分自身の歪みや弱さを育て、収穫することが出来るのです。

即（すなわ）ち、それを取り除くことが出来るということなのです。

人生の目的を果たすためには、自分自身を磨かなければなりません。

美しい自分でなければ、人生の目的を果たすことは出来ないのです。

歪みや弱さを抱えている人の心は曇（くも）っています。

それは、すべての人の心が曇っているということなのです。

曇った心では、真を見極めることは出来ません。

果たさなければならない目的があるのに、心が曇っているのであれば、それを果たすことは出来ないのです。

暗闇を歩んでも、目的地へと辿り着くことは出来ません。

心が曇っているということは、暗闇を歩むことに等しいと理解しなければなりません。

心が美しいということは、日の光の下を歩むようなものです。

それが、どれだけ素晴らしいことかを理解しましょう。

あなたには、果たさなければならない目的があるのです。

あなたは、それを果たさなければなりません。

そのためには、自分自身を磨く必要があるということを理解しましょう。

あなたは、自分自身を磨きましょう。

自分自身を磨くために生きましょう。