すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
すべての人には、果たさなければならない目的が存在するのです。
すべての人は、目的を果たすために生まれました。
人生において、目的を無視することの出来る人はいないのです。
あなたは、人生の目的を果たさなければなりません。
しかしながら、人生の目的を果たすことは難しいということを理解しなければなりません。
すべての人は、未熟に生まれます。
すべての人は、”自分が何か?”分からないのです。
そして、”人生が何か?”も分からないのです。
自分や人生が何か分からないのだから、未熟であると認めなければなりません。
誰一人として、自分が未熟であることを否定することは出来ないのです。
あなたは、自らが果たさなければならない人生の目的を知っていますか?
大抵の人は、理想の実現のために生きています。
理想が人生の目的だと思い込んでいるのです。
しかしながら、理想とは、未熟者の偏見(へんけん)に過ぎません。
理想は、自分自身の立ち位置によって簡単に変化するものです。
晴れの日には雨を、雨の日には晴れを求めるのが理想というものです。
そのように不安定なものが人生の目的であるはずがありません。
人生の目的とは、人生の理由なのです。
それは、生まれる前に定められ、死を得るまで変わることはありません。
人生の目的は、決して変わることがないのです。
あなたは、そのことを覚えておかなければなりません。
理想を実現することは、人生の目的を果たすことではありません。
あなたは、人生において、必ずしも理想を実現する必要はないのです。
理想が実現しなくても、人生の目的の実現に近付いているということを理解しましょう。
人生は、思い通りにならないものです。
なぜなら、未熟であるあなたには、人生の目的が分からないからです。
あなたは、自分が何であり、どこへ向かえば良いか?分からないのです。
理想を追い求めても、目的地へと辿り着くことは出来ないのです。
人生の目的は、あなたの頭で考え付くようなものではないのです。
思い付きで辿り着くことが出来るようなものでもないのです。
あなたが、人生の目的を果たすためには、人生の導きに従わなければならないのです。
人生の導きに反発しているのであれば、人生の目的を果たすことは出来ないのです。
人生は、思い通りにはなりません。
しかしながら、それで良いのです。
人生に理想は実現しませんが、それでも目的地へ近付いているのです。
あなたは、必要に応じて、道を進んでいるのです。
無意味に蛇行している訳ではありません。
無駄に立ち止まっている訳でもないのです。
しかしながら、そのことを理解することは出来ないでしょう。
なぜなら、すべての人は染まっているからです。
すべての人は、誤解という色眼鏡(いろめがね)を掛けています。
誤解の仕方によって、色は異なります。
しかしながら、すべての人は世界を異なる色で染めているのです。
人は、それぞれに異なる世界を見ています。
すべては、自分を通じて見る世界なのです。
そのため、すべての人には、人生の目的を理解することが出来ません。
すべての人は、人生の目的に余計な色を塗(ぬ)ってしまっているのです。
人生の目的を見極めるためには、色眼鏡を外さなければなりません。
誤解を手放す必要があるのです。
人は、純真無垢(じゅんしんむく)でなければ、人生の目的を見誤ってしまうでしょう。
心を磨(みが)かなければなりません。
清らかな心で生きるのです。
自らが透明であれば、人生の目的を見誤ることはないでしょう。
凝(こ)らして見ても、色が塗られてあるのならば、違うものに見えてしまうのです。
あなたには、果たさなければならない目的があるのです。
そのことを覚えておきましょう。
残念ながら、多くの人は人生の目的を知らないまま生きています。
死を得るまでに、人生の目的に気が付かなければなりません。
人生の目的を知らずに生きることは、空しいのです。
何を得ても、人生の目的を果たすことが出来なければ、人生は空しいということを理解しなければなりません。
心を磨きましょう。
清らかに生きるのです。
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