逆様

すべての人は、人生に目的を以（もっ）て生まれます。

すべての人の人生には、果たさなければならない目的が存在するのです。

人生の目的を果たすためには、当たり前に生きていてはなりません。

常識に従（したが）って生きたところで、人生の目的を果たすことは出来ないのです。

なぜなら、あなたの人生の目的は、この世界に唯一（ゆいいつ）のものであるからです。

人は、自分だけの人生の目的を以て生まれるのです。

人は、この世界に唯一の目的を果たさなければならないのです。

あなたの果たすべき目的は、当たり前のものでもなければ、常識的なものでもないのです。

当たり前や常識的に生きても、人生の目的を果たすことは出来ません。

そのような生き方では、人生の目的を見付けることも出来ないのです。

あなたは、人生の目的を果たすために生まれたのです。

あなたは、人生の目的を果たすために生きなければならないのです。

それは、当たり前や常識的な生き方を疑（うたが）う必要があるということなのです。

あなたは、自らの生き方に疑問を持たなければなりません。

当たり前や常識的な生き方を、何の躊躇（ちゅうちょ）もなく受け入れてはならないのです。

あなたは、自分が何のために生まれたのか？ということを追求する必要があるのです。

自分が何のために生まれたのか？という問い掛けは、とても大切です。

なぜなら、自分が何のために生まれたのか？という問いこそが、当たり前や常識的な生き方を疑うための切っ掛けとなるからです。

自分が何のために生まれたのか？という問い掛けをしなければ、現状の生き方を疑うことはありません。

自分が何のために生まれたのか？という問い掛けをしない者は、当たり前や常識的に生きるだけです。

それは、健全な生涯のように思えるでしょうが、そのような生涯に満足を得ることは出来ないのです。

当たり前や常識的な生き方を貫（つらぬ）いたとしても、空しさを覚えるだけなのです。

何もしない善人として生きるよりは、何かをした悪人として死ぬ方が良いのです。

可もなく不可もなしに生きてはならないのです。

そのような者は、役に立たないのです。

良かろうが、悪かろうが、何かしらの影響力を持っていることが重要なのです。

映画の中の悪役は、映画を構成するのに欠かせない存在です。

悪役が存在しなければ、例えばその映画は成立しないのです。

それは、大切な影響力を持っているからです。

しかしながら、可もなく不可もない存在は、その映画に存在する価値はありません。

可もなく不可もなければ、他の誰でも良いのです。

あなたは、人生を、この世界を一つの映画として考えてみましょう。

あなたは、あなたという配役を与えられているのです。

その役を演じ切ることが、人生の目的を果たすということなのです。

あなたには、果たすべき役割が存在するのです。

脚本は、人生が考えます。

あなたは、人生に従って、自らの役が与えられた役割を果たさなければならないのです。

自分勝手に生きたところで、役割を果たすことは出来ないのです。

役者は、役を演じなければなりません。

あなたは、人生の目的という脚本に従って、自らの役割を果たさなければなりません。

当たり前や常識的に生きることは、自分勝手に生きることです。

なぜなら、あなたには、果たさなければならない唯一の役割と目的が存在するからです。

あなたは、唯一の存在に成る必要があるのです。

それは、当たり前や常識的な生き方から最も離れた存在なのです。

当たり前や常識的な生き方を否定する時、あなたは自らの役割を果たし、人生の目的を果たすことが出来るのです。

あなたは、独自の生き方をしなければなりません。

あなたは、誰とも同じではならないのです。

あなたが自分を生きる時には、誰とも異なった生き方をしているはずなのです。

本来ならば、それが当たり前であり、常識的な生き方なのです。

しかしながら、いつの頃からか、人生の目的や自らの役割を見失うことが当たり前になり、常識的な生き方になってしまったのです。

この世界は逆様（さかさま）です。

逆様を信用してはならないのです。

あなたは、この世界を疑う必要があるのです。

疑わない者は、空しさと苦しみを得るでしょう。

空しさと苦しみを得ることは、人生の目的でも、生まれた理由でもないのです。

あなたは、想像力を働かせましょう。

物事の本質は、見えている部分には存在しないのです。

物事の本質は、いつも見えない部分に存在するのです。

見えない部分を見えるためには、想像力を働かせる必要があるのです。

あなたのこの世界における自分の役割や目的は、想像力を働かせなければ理解することは出来ません。

文面通りに演じても、良い演技にはなりません。

文面からは読み取ることが出来ない心情や事情を読み取らなければ、役を演じることは出来ないのです。

あなたには、果たさなければならない人生の目的が存在しています。

当たり前や常識的に生きても、人生の目的を果たすことが出来ません。

あなたは、当たり前や常識的な生き方を疑い、本質的な生き方を実践しなければなりません。

あなたの考える必要と、人生の考える必要とは大きく異なっているのです。
あなたは人生の目的を見極めましょう。