すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
誰一人として、人生の目的を無視して生きることは出来ません。
なぜなら、すべての人は、人生の目的を果たすために生まれたからです。
あなたは、自分の人生の目的を果たす必要があるのです。
人生の目的を無視して生きることは、人生を否定(ひてい)するということです。
それは、自分自身を否定するということでもあるのです。
自分自身を否定して、人生に満足することの出来る人はいません。
人生を否定して、人生に豊かさを覚えることの出来る人はいないのです。
自分自身や人生を否定する者が、”良いもの”を得られるはずがないのです。
自分自身や人生を否定して、人生の目的を果たすことは出来ません。
なぜなら、人生の目的とは、人生の理由であり、自分自身の証明であるからです。
あなたは、自分自身を証明することによって、人生の目的を果たすことが出来るのです。
自分自身を証明するためには、自分自身として生きなければなりません。
自分自身として生きることがなければ、人生の目的を果たすことは出来ないのです。
そして、自分自身として生きることがなければ、人生の理由も分からないのです。
あなたが、自分自身として生きることは容易ではありません。
なぜなら、あなたの内には弱さが存在しているからです。
あなたの内に存在する弱さは、とても強いのです。
それを簡単に取り除くことは出来ません。
弱さとは、強力な”呪い”なのです。
それは、あなたに対して、破滅的(はめつてき)な影響力を持っているのです。
弱さは、破滅的な影響を与え続けます。
あなたは、自らの抱える弱さによって、破滅に近付くのです。
破滅は、問題として導かれます。
あなたは、問題を避けることは出来ません。
なぜなら、あなたは弱いからです。
問題を生み出すのは弱さなのです。
弱さを抱えている以上、問題は導かれ続けるでしょう。
問題は、苦しみを実現します。
それは、あなたを破滅に導くのです。
大切なのは、問題を解決することです。
あなたは、問題を解決する必要があるのです。
問題を解決するためには、自らの抱える弱さを解決する必要があるのです。
問題は、理屈(りくつ)では解決しません。
どのような問題も、理屈では解決することが出来ないのです。
ここでいう理屈とは、常識的にすじの通った考え(屁理屈)のことです。
多くの人は、常識(自分)を基準に考えるのです。
多くの人は、常識が正しいと思い込んでいるのです。
常識は、社会的通念としては正しいでしょう。
しかしながら、あなたが果たさなければならないのは、人生の目的を果たすことなのです。
あなたは、”立派な社会人”に成るために生まれた訳ではないのです。
あなたは、自分自身に成るために生まれたのです。
あなたが目指すべきところは、理屈では辿り着くことが出来ないのです。
自分自身に辿り着くためには、理(ことわり)に従わなければなりません。
理とは、この世界の道理です。
それは、常識とは大きくことなる道なのです。
論理としての理屈では、残念ながら、理を理解することは出来ません。
どれだけ考えても、理を理解することは出来ないのです。
あなたが自分自身と成り、人生の目的を果たすためには、理屈を手放さなければなりません。
人生は、思い通りにはならないのです。
誰一人として、人生を思い通りにすることは出来ません。
どのように矛盾(むじゅん)の少ない理屈を用いても、そこには必ず何かしらの矛盾が含(ふく)まれているのです。
どれだけ考えても、人生を思い通りにすることは出来ません。
どれだけ考えても、問題を解決することは出来ないのです。
問題を解決するためには、理に従うしかありません。
理屈を用いても、問題は解決しないということを理解しなければなりません。
あなたは、自分自身でなければなりません。
あなたが、自分自身であろうと努めることによって、あなたの内に存在する弱さは少しずつ消え去ります。
あなたが自分自身に近付く程に、弱さは小さく成るのです。
そして、あなたが自分自身に近付く程に、理を理解するのです。
あなたが自分自身に近付く程に、あなたの抱えている問題は解決するでしょう。
問題を解決しようとしてはなりません。
そのような手段では、問題が解決することはないのです。
自分自身に近付くことによって、問題を解決しましょう。
人生は単純です。
あなたは、自分自身に成れば良いのです。
しかしながら、多くの人にとっては、自分自身に成ることが最も難しいのです。
それは、目の前の快楽や欲望や苦悩に翻弄(ほんろう)されるからです。
あなたにとって、目の前の快楽や欲望や苦悩は大きなものに思えるかも知れません。
しかしながら、それ等は弱さが映し出す幻想に過ぎません。
あなたは、幻想の道を歩んではなりません。
理屈では、自分自身に成ることも、人生に豊かさを実現することも出来ないのです。
理屈で人生を考えてはなりません。
理屈で目の前の問題を解決しようとしてはなりません。
あなたは、宿命に従うのです。
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