すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
すべての人は、人生の目的を果たすために生まれるのです。
人生の目的を果たすことは、人生において最も重要な課題なのです。
あなたは、人生の目的を果たさなければなりません。
人生においては、人生の目的を果たすこと以上に重要なことはないのです。
人生の目的とは、自らの願望を実現することではありません。
あなたの願望は、人生の目的ではないのです。
あなたの願望とは、あなたの自我意識の抱える汚れや歪みから生じる課題なのです。
あなたの願望とは、自我意識が果たさなければならない課題であり、人生の目的ではないということなのです。
残念ながら、多くの人は、人生の目的と自我意識の願望を区別することが出来ません。
多くの人は、自我意識の願望を人生の目的だと思い込んでいるのです。
自我意識とは、魂の抱える病のようなものです。
それは、あなたの内に存在し、激しく疼(うず)きます。
余りにも激しく疼くので、それをどうにかしなければならないのです。
すべての人は、病を無視することが出来ないのです。
疼く病は、治さなければならないのです。
それを無視して生き続けることが出来る人はいないのです。
多くの人が、自我意識の願望を実現するために生きているのは正しい選択です。
疼く病があるなら、それを取り除くことが先決なのです。
指先に刺さる小さな棘(とげ)であっても、それが疼くのであれば、無視して生き続けることは出来ません。
あなたは、すぐにでもそれを取り除こうとするでしょう。
それが正しい選択なのです。
人は、問題から片付けなければなりません。
人生における問題とは、自我意識の願望のことです。
しかし、多くの人は、自我意識の願望を問題とは思っていません。
寧(むし)ろ、自我意識の願望を実現することによって幸福が得られると思っているのです。
自我意識の願望とは、魂の病です。
それを満たしていくことは、病を治していくことなのです。
人生を思い通りにしたからといって、満足が得られる訳ではありません。
寧ろ、人生を思い通りにすることで空しさが積もるのです。
人生を思い通りにしたからといって、あなたが満たされることはないのです。
自我意識の願望を実現することによって、あなたは人生を思い通りにすることの空しさに気が付くのです。
人生を思い通りにすることの空しさに気が付けるということは、魂の病が癒(い)えたということなのです。
魂の病が癒えると、人は自我意識の願望を実現することが重要でないことを理解します。
人生を思い通りにすることが重要でなかったことに気が付くのです。
人生には、自分が考えるよりもずっと高尚(こうしょう)な目的が存在していたことに気が付くのです。
それは、生まれる以前から存在していたのです。
因果の仕組みが存在するこの世界においては、原因が存在しなければ、どのような結果も存在することが出来ません。
人生という結果が存在するためには、人生の目的という原因が必要なのです。
人生の目的は、生まれる前に決める必要があるのです。
生まれる前に決めた目的が原因となって、人生という結果が生じるという訳なのです。
人が、人生の目的を果たすためには、それに相応(ふさわ)しくある必要があります。
高尚な状態でなければ、人生の目的を思い出すことも、それを果たすことも出来ないのです。
残念ながら、人生の目的は、あなたが認識することの出来るようなものではありません。
自我意識を中心として生きている状態のあなたには、人生の目的を認識することは出来ないのです。
あなたは、自分の考えを見直さなければなりません。
あなたは自分が何かも知らないのです。
自分が何かも知らない者が、どうして人生が何かを理解することが出来るでしょう。
人生というものは、あなたの考えるようなものではありません。
人生というものは、あなたの魂の考えるものなのです。
頭や心では理解することが出来ないのです。
あなたは、そのことを理解しなければなりません。
人生の目的を果たす前に、自我意識の願望を実現する必要があることを理解しましょう。
人生を思い通りにしようと努め、人生が思い通りにならないことを理解してからが本当の人生です。
人生の目的を果たすためには、魂の病の治療から始めなければならないということを理解しましょう。
そのためには、苦しまなければなりません。
人生における様々な苦しみは、魂の病の治療だと理解しましょう。
あなたは、魂の病の治療のために怒り、悲しみ、絶望し、争い、苦しむのです。
あなたは、魂の病の治療のために、自分の思い通りにしようとしているのです。
怒り、悲しみ、絶望、争い、苦しみは、自分の思い通りにしようとするために生じるのです。
自分の思い通りにしようとしなければ、怒る必要も、悲しむ必要も、絶望する必要も、争う必要も、苦しむ必要もないのです。
あなたは、人生の構造を理解し、人生の目的を果たしましょう。
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