あなたが自らの夢や目標、そして幸福な人生を目指して歩み続けたいのであれば、自らの心中に存在している恐怖に打ち克つ必要があります。
あなたがその歩みを進めるためには、自らの心中に潜む恐怖を克服する必要があります。
恐怖はすべてのものに破滅的な働きを引き起こします。
恐怖はすべての存在から可能性を奪い去り、やがては破滅を導いてしまうのです。
恐怖心を所有すれば、その心(感情)、その考え、その行動は萎縮して破滅的に染まります。
恐怖から導き出される結果は苦しみでしかないということを理解しなければならないでしょう。
恐怖心はあなたに躊躇(ちゅうちょ)を与えます。
躊躇は行動を奪います。
恐怖はあなたの幸福な人生を築くために必要な大切な歩みを止めてしまうのです。
人は恐怖を前にするとそれに向かって進むことができません。
自らの思う「怖いもの」に対して危機感を覚え、それを回避しようとするのです。
それは本能かもしれません。
しかしながら、それが学習や習慣などから導き出された反応であるのならば、それを放置しておく訳にはいきません。
解決することのできる恐怖ならばそれを克服し、より豊かで幸福な人生を手に入れなければならないからです。
恐怖に怯え、苦しみの感情で築く人生を生きてはなりません。
多くの喜びに溢れ、楽しい感情によって築く人生を生きるべきなのです。
人は幸福な人生を歩まなければなりません。
誰もが自由で、豊かで、楽しく、喜びの多い人生を生きなければならないのです。
人生の目的は幸福に生きることです。
不幸に生きることが目的ではないのです。
そんなことは知っている。
自分だって幸福になりたいと思いながら生きている。
あなたはそう言うかもしれません。
しかしながら、多くの人は幸福になりたいとは思っていたとしても、自らの心の中に存在している恐怖に対して対策を取っていないのが現状なのです。
幸せを目指していると思いながら、その感情は不満や不安に向けられています。
日常の不満や将来の不安などの感情が心の中には深く根差しているのです。
本当に幸福を目指している者は、幸福に対してその意識と感情を合わせています。
幸福になりたいと思ってはいるものの、その心中に不満や不安などの破滅的な感情が存在しているのであれば、幸福に辿り着き、それを手に入れることなどできるはずもないのです。
心中に不満や不安などの破滅的な感情が存在しているのであれば、それは幸福になりたいのではなく「不幸になりたい」と思っているということなのです。
本心は思考の中にはありません。
感情こそがあなたの本心なのです。
そこに不満や不安を感じているのであれば、あなたはその状態や状況に対して恐怖を覚えているのです。
すべての破滅的な感情は、恐怖から導き出されます。
そこに何の恐怖も存在していなければ、破滅的な感情が導き出されることはないのです。
それが大好きな状態や状況であるのであれば、そこに不満や不安などの破滅的な感情を抱くことはないのです。
それが怖いから、それを否定し、それを拒絶するために破滅的になるのです。
それが大好きで、それを受け入れることができるのであれば、それに対して破滅的な感情である必要がないのです。
その時、あなたの感情は建設的な状態であるでしょう。
あなたが何らかの破滅的な感情を抱く時、そこには恐怖心が存在しているということを理解しなければなりません。
誰かや何かが悪いという訳ではありません。
あなたにはそう見えるだけです。
あなたは、自分自身が傷付くことを恐れているのです。
自分の大切なものを傷付けられること、それを失うことを恐れているのです。
どのような破滅的な感情も、それは恐怖心が形となって現れたものであるということを理解しなければなりません。
それの正体が自らの恐怖心からくるものであるということを理解することができれば、あなたの選択と状況には大きな違いが出てくるでしょう。
恐怖を克服するために特別な方法は存在しません。
ただただ向き合う他に方法はないのです。
原始的且つ古典的な方法だと思うかもしれませんが、何かを克服するためには困難と思えるものに対して、それを乗り越えることができるようになるまで何度も何度も立ち向かうしかないのです。
この世界に奇跡など存在しません。
そべてがあなたの歩みなのです。
恐怖に捕われてはなりません。
破滅的な感情に支配されてはなりません。
恐怖心(破滅的な感情)を元に何かを始めても、それがあなたに幸福を導くことはないのです。
あなたが幸福を手に入れるためには、自分自身や自分以外の存在のための幸福に根差した建設的な感情によって、その一歩を踏み出さなければならないのです。
あなたは幸福な人生を生きなければなりません。
そのためには、その意識と感情を幸福に対してのみ向けておかなければならないでしょう。
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