幸福な気分

人生を築くのは、自分自身の意思に他なりません。
自らの意思が考え方や感情を導き、考え方や感情が行動へと繋がります。
行動が習慣となり肚(はら)(潜在意識)を決めて人格を形作ります。
そして、その人格が世界の形を決め付け、やがては人生を築くのです。
思考が始まりかもしれません。
感情が始まりかもしれません。
しかしながら、そのどちらかの意思があなたの人格、選択、行動のいずれかを形作り、人生を築いていくことに違いはないのです。
あなたの人生は自分自身がそう決め付け、築いた結果なのです。
あなたの現状が不満で満ち溢れているのであれば、あなたは人生を不満という決め付けで見ているのです。
あなたの現状が不安で満ち溢れているのであれば、あなたは人生を不安という決め付けで見ているのです。
悲しみに決め付ければ悲しみに。
喜びに決め付ければ喜びに。
楽しさに決め付ければ楽しさに。
というように、自らの決め付けによって人生は築かれていくのです。
どのような状況も、あなたの気分次第です。
あなたの気分次第であなたの選択と行動は変わります。
それが苦しい状況であっても楽しい気分を持てば、その状況はあなたに喜びを導くでしょう。
それが楽しい状況であっても苦しい気分を持てば、その状況があなたに喜びを導くことなどできないのです。
人生において大切なのは、自分自身の気分がどう在るのか？ということなのです。
気分が幸福でない限りは、どこにいて何をやっても幸福な状況を得ることはできません。
気分が幸福で在るのならば、どこにいて何をやっていても幸福な状況を得ることができるのです。
あなたは自分自身の気分を無視することはできません。
それは人生（状況）が気分に左右されるからです。
それほど、状況の変化は「軽い」ものなのです。
だから、そこには注意が必要なのです。
あなたの気分はあなたの意思が決めます。
そして、その形はあなたの考え方や感情が決めるということを覚えておかなければならないでしょう。
その考え方、感情、意思、気分がポジティブで建設的であるのならば、あなたはどのような状況の中にも革新的な発想を見出し、可能性を広げる選択と行動をすることができます。
その考え方、感情、意思、気分がネガティブで破滅的であるのならば、状況の中には保守的（もしくは後退り的）な発想しかすることができず、その可能性は狭まるばかりです。
それがどのような状況であろうともそこに可能性を見出し、それを広げることができなければ豊かな人生を生きることはできないのです。
どのような場面にも、可能性が存在していることが重要なのです。
豊かに生きるためには、自由に人生を描けることが大切なのです。
あなたは幸福な人生を生きなければなりません。
自由な発想と、楽しみに囲まれた生活をおくり、幸福に生きなければならないのです。
あなたが幸福に生きるためには、その考え方、感情、意思、気分が幸福でなければなりません。
気分が幸福でない限り、幸福に生きることなどできないのです。
あなたは、自らの「幸福な気分」を害する「破滅的でネガティブな気分」を捨て去らなければなりません。
恐怖に根差したネガティブで破滅的な気分を所有してはならないのです。
あなたの気分は幸福を所有していますか？
幸福を所有していない気分では、幸福な状況を手にすることはできません。
あなたの気分が幸福を所有していないのは、その意思が幸福に対して向けられてはいないからです。
気付かぬ内にその意思は恐怖に向けられていることがあるのです。
そこに気が付かなければならないのです。
その意思が幸福に対して向けられているのであれば、その気分は自ずと幸福を所有することができるのです。
あなたは過去の苦しい思い出やそこで味わった気分に捕らわれてはなりません。
前列(過去の失敗や痛み)に捕らわれてはならないのです。
古い気分（トラウマ）を保持してはなりません。
過去のあなたの考え方や感情は、現在のあなたのそれよりも未熟なものであるのです。
今ではより良い考え方や感情を導き出すことができるのです。
古い気分に捕われていれば、恐くて向き合うことができません。
しかしながら、今のあなたなら大丈夫です。
自分の中でどうしても破滅的でネガティブな気分になってしまうことがあるのであれば、その原因になっている過去の失敗や痛みがあるかもしれません。
人は過去の苦しみを恐れていますが、過去のことなら乗り越えることができるのです。
そう信じておかなければならないでしょう。
その考え方、感情、意思、気分が幸福な状態でなければ、何を手に入れようとも幸福を得ることはできません。
あなたは幸福な気分だけを目指しましょう。
幸福な気分が、幸福な人生の第一歩です。