祝福する人

人生に幸福を手に入れるためには、その気分が幸福であれば良いのです。
人生の幸福とは、きわめて単純なものです。
人生が幸福になるためには、その心が幸福を感じているだけで良いのです。
幸福を難しいものだと捕えてはなりません。
幸福は決して難しいものではないのです。
その気分が幸福になれば良いだけです。
ただそれだけのことです。
幸福を手にするためには特別な方法は必要ではありません。
あなたが幸福を手にするためにしなければならないことは、ただその状況を祝福すれば良いだけなのです。
それがどのような状況であろうとも、それを祝福することができるのであれば、人生は幸福を得ることができるのです。
人が幸福を得られないのは、その心が幸福を祝福してはいないからに他なりません。
状況に対して不満を覚えたり、文句を言っているようでは幸福を得ることはできません。
人が幸福を得るためには、それがどのような状況であろうとも、その状態を祝福しなければならないのです。
好き嫌いによって状況を分け隔てているようではならないのです。
幸福は、それだけを求める者にのみ微笑みかけます。
幸福を手にしたいと思う者が不満を持っているのであれば、人生は何を与えれば良いのか分からなくなってしまうのです。
あなたが誰かに何かを依頼する時、その考えに整合性がなく矛盾しているのであれば、誰かはあなたに何をすれば良いか分からなくなってしまうのです。
人生はあなたの意思によって築かれます。
あなたが求めるものを与えるのです。
あなたが楽しい気分の時には、楽しい時間を準備します。
あなたが苦しい気分の時には、苦しい時間を準備して待つのです。
人生があなたの意思（気分）に逆らうということはありません。
あなたが人生を築くのです。
幸福を手にすることのできない人物は、幸福になりたいと願いながらどこかで何かや誰かに対して不満を持ち、どこかで何かや誰かに不安を覚えているのです。
幸福を手にすることのできる人物は、幸福になりたいと願い、その考えが一貫しています。
どのような状況に対しても、幸福を願い、それを祝福するのです。
幸福を得ることのできない人の考えは矛盾を所有しています。
人生のすべてを祝福することができない人物を、人生が祝福することはありません。
人生のすべてを祝福することができる人物のみに、人生は幸福を導くのです。
あなたの考えは一貫していますか？
その意識は幸福に対してのみ向けられていますか？
幸福を求めながら不幸を祝福してはなりません。
楽しいことを求めながら、苦しんではならないのです。
多くの人物はその矛盾に気が付いてはいません。
幸福を得るためには、幸福な気分になるだけであるということを信じられてはいないのです。
幸福を得るためには特別な考え方や、特別な方法が必要であると考えているのです。
特別な考え方や方法を求めるほど、幸福からは遠ざかってしまいます。
それは、幸福を得るには当たり前のことをする必要があるからです。
特別な考え方や方法は余計です。
それを求めるが余り、当たり前のことが疎かになってしまえば、幸福を得ることなどできないのです。
幸福を掴む人物は、一つ一つの当たり前の積み重ねこそが幸福を築くということを知っています。
一つ一つの当たり前の積み重ねこそが成長や向上を導くことを知っているからです。
特別な考え方や方法を求めて、自分が当たり前にできることを疎かにしてしまえば成長も向上も有り得ないのです。
どのような状況に対しても幸福を祝福し、幸福な気分でいられるのであれば、人は当たり前のこと（責任）をこなしていくことができます。
状況に不満を持ち、文句を言っているような気分であるのであれば、人は当たり前のことをこなしていくことはできないのです。
行動力が大切です。
行動力を得るためには気分が良くなければなりません。
あなたはどのような状況も祝福しなければなりません。
祝福することができなければならないのです。
人生を幸福なものにしたいと考えているのであれば、幸福以外の何ものにも意識を合わせないことです。
それがどのような状況であろうとも、それを祝福しなければなりません。
それ以外の方法で幸福を得ることはできません。
幸福は幸福のみを考える者に与えられます。
そのことを忘れてはならないでしょう。