あなたは、自分勝手に道を進むことは出来ません。
誰も、自分勝手に歩むことは出来ないのです。
あなたが道を進むためには、許可が必要であるということを覚えておきましょう。
許可とは、条件のことです。
あなたが道を進めるためには、道を進めるための条件を整えなければならないのです。
条件を整えることなく、道を進むことは出来ません。
それは、旧友(きゅうゆう)の家であっても、自分勝手に上がり込むことが出来ないようにです。
あなたが旧友の家に上がるには、招かれなければならないのです。
道を進むためには、道に招かれる必要があります。
招かれなければ、決して進むことは出来ないのです。
どのような方法を用いても無駄なことです。
先へ進むためには、強固な扉を開かなければならないからです。
強固な扉とは、あなたの価値観のことです。
あなたの価値観は、あなたが先へ進むことを拒(こば)みます。
あなたが道を進むためには、自らの価値観を手放さなければならないのです。
しかしながら、それは容易なことではありません。
価値観とは、その人の信条です。
それは、その人を支えている柱なのです。
多くの人は、柱によって支えられています。
価値観を手放すということは、支えを手放すということです。
支えを手放すことによって、人は倒れてしまうと信じています。
誰も、倒れたくはないのです。
そのため、人は価値観を手放すことを恐れるのです。
しかしながら、価値観を手放さなければ、先へ進むことが出来ません。
そこで、人は矛盾を生きることになるのです。
矛盾とは、後の苦悩です。
人が苦悩しているのは、先に矛盾があったからなのです。
矛盾とは、価値観への執着です。
あなたが価値観に執着する程に、豊かさを求める心との間に矛盾が広がるのです。
あなたが豊かさを求めているのであれば、価値観を手放さなければなりません。
所有する価値観は、過去の遺物です。
価値観は、過去に依存するのです。
価値観に頼るということは、過去に頼るということです。
大切なのは、今を生きることです。
今には、今の方法が必要です。
しかしながら、多くの人は、今に過去の方法を用いるのです。
それは、扉に対して異なる鍵を差し込むようなものなのです。
当然、扉が開くことはありません。
自分勝手に道を進もうとするのは、扉に対して異なる鍵で扉を開こうとしているようなものなのです。
それでは、扉が開かないこと、先へ進むことが出来ないということを理解出来るでしょう。
大切なのは、現状に対する最善を探すことです。
現状に対する最善を過去に探しても見付かることはありません。
それは、あなたが成長しているからです。
通り過ぎたことを改める必要はないのです。
なぜなら、その過程を経て成長したからです。
あなたは、成長の道を歩んでいるのです。
立ち上がり、歩むことに練習が必要ですか?
あなたは幼い頃にその過程を経たのです。
一度覚えたことを練習する必要はないのです。
もちろん、より良くするためには練習が必要です。
覚えたことをより良くするためには、自分をより良くするための扉が現れるのです。
その時には、古い価値観を手放し、新たな価値観を受け入れなければならないのです。
古い価値観である扉を開く鍵とは、新たな価値観のことなのです。
自分を改めなければ、道を進むことは出来ません。
どのような理由があろうとも、自分勝手には道を進めないということを覚えておきましょう。
強引に扉を開こうとしても無駄なことです。
人生の扉は、自分勝手に開くことは出来ないということを覚えておきましょう。
新たな価値観によって、あなたは人生からの許可を得るのです。
停滞に苦悩する時には、自分を改める必要があるということを覚えておかなければなりません。
あなたが自分を改める時、苦悩の中に道が開けるでしょう。
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