人生を豊かなものにするためには、自分に許されていることを理解しなければなりません。
あなたには、許されていることと、許されてはいないことがあるのです。
すべてが許されているなどと考えてはなりません。
あなたには、出来ることと出来ないことがあるのです。
何もかもを欲しがるのは傲慢(ごうまん)です。
あなたには、手に入れられるものと、手に入れられないものがあるということを理解しましょう。
叶う願いもあれば、叶わない願いもあるのです。
実を結ぶ努力もあれば、実を結ばない努力もあります。
すべてが思い通りになるなどと思い込んではなりません。
残念ながら、人生はあなたの思い通りにはなりません。
それは、あなたが未熟であり、歪んでいるからです。
そのため、あなたは、自分の見解に注意しましょう。
自分に許されてることと、許されてはいないことを見極めなければならないのです。
多くの人は、人間関係に問題を抱えます。
多くの人は、他者によって苦しむのです。
それは、あなたを成長させるための問題であり苦しみです。
あなたは、他者によって成長する必要があるために、それで苦しむのです。
多くの人は、苦しみを悪いことだと思い込んでいます。
苦しみは悪いことでしょうか?
あなたに導かれることで、悪いことがあるでしょうか?
傲慢に陥(おちい)っている者には理解することが出来ません。
傲慢に陥っている者には、苦しみは悪いことのように思えるのです。
あなたは、自分が未熟であり、歪んでいるということを前提に考えてみましょう。
あなたに苦しみが導かれるのは何のためでしょうか?
それは、あなたの抱えている誤解を教えるためです。
あなたが苦しみを受ける時には、その要因について考えなければなりません。
初めは、誰かや何かによって苦しみが導かれていると考えるのです。
その考えによって挑んでみても、苦しみが解消されることはなく、寧(むし)ろ悪化することになるのです。
そこで、自分が誤解を信じていたことに気が付きます。
苦しみの原因が誰かや何かでないことを悟った時、自分自身が苦しみの原因であるということに気が付くのです。
そこで、自分自身の考え方を改めることによって、苦しみが去ることを知るのです。
多くの人は、誰かや何かが苦しみの原因だと考えています。
自分が苦しんでいるのは、誰かや何かのせいだと思い込んでいるのです。
そのため、誰かや何かを変えることに尽力するようになるのです。
残念ながら、誰かや何かを変えることによって苦しみが去ることはありません。
なぜなら、あなたには、誰かや何かを変えることは出来ないからです。
誰かや何かを変えることは傲慢です。
それは、あなたには許されてはいないことなのです。
誰かや何かがあなたを変えることも許されてはいません。
あなたに許されていることは、自分自身を変えることだけなのです。
あなたは、自分の選択によって苦しんでいるということを知らなければなりません。
あなたは、自分の選択によって、苦しみを受ける自分へと変化したのです。
誰かや何かによって苦しんでいるのではありません。
誰かや何かによって自分が変わった訳でもないのです。
あなたは自分自身の選択によって自分を変えたということを理解しなければならないのです。
あなたには、誰かや何かを変える必要はありません。
他者のことは他者に任せておけば良いのです。
何かのことは何かに任せておけば良いのです。
あなたに許されているのは、自分を変えることだけです。
あなたは自分を改め、自分の道を進めば良いのです。
誰かや何かに苦しめられていると考えるのは傲慢です。
誰かや何かを苦しめていると考えるのも傲慢なのです。
あなたによって、他者は苦しみません。
他者は、自分によって苦しんでいるだけなのです。
しかしながら、誤解してはなりません。
これは、自分勝手に行動しても良いということではありません。
人は、自分に対しても他者に対しても、礼節を重んじなければなりません。
謙虚(けんきょ)であれば、自分に許されていることと、許されていないことを見極めることが出来るでしょう。
許されることを選択すれば、苦しみは存在しないということを覚えておきましょう。
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