すべての人は真実を所有しています。
すべての人が真実の世界を生きているのです。
それは、心の真実です。
あなたの真実は、あなたにとっての真(まこと)です。
他者の真実は、他者にとっての真なのです。
それぞれの真実の形は異なりますが、それぞれが真実に違いはないのです。
あなたは、この世界には多くの真実が存在しているということを理解しましょう。
あなたの信じる真実だけが真実なのではありません。
あなたの信じる真実とは異なる真実も、それが真実に違いないのです。
あなたは、自分の真実を尊重しているように、他者の真実も尊重しましょう。
真実とは、それぞれにあって良いのです。
真実はそれぞれにあるのが自然なのです。
それは、人生がそれぞれの学びであるからです。
人は、それぞれの立場によって学んでいます。
誰も、同じ立場を所有してはいません。
誰も、同じ学びを得てはいないのです。
そのため、それぞれが異なるものを見ています。
それぞれが異なる体験をしているのです。
そのため、真実が一つであるということはないのです。
あなたは、自分の中の真実を尊重し、他者の中の真実をも尊重しましょう。
尊重するというのは、それに満足するということではありません。
言っておきますが、誰の真実も未熟です。
それは、変化しなければならないものなのです。
尊重することによって、向上的な変化を与えることが出来ます。
しかしながら、軽んずるのであれば、劣化していくのです。
人は、真実を通して見ています。
言わば、あなたの中の真実とは、あなたの目なのです。
人は、自分の中の真実を通して世界を見ているのです。
真実が育たなければ、世界を広く見ることが出来ません。
真実が育たなければ、世界を詳しく見ることが出来ないのです。
真実を育てることが出来れば、世界の輪郭(りんかく)は美しさを増します。
しかしながら、真実が劣化すれば、世界の輪郭は滲(にじ)むのです。
それは、盲人(もうじん)が見ているようなものなのです。
盲人には見ることが出来ません。
盲人は、それを想像に頼るしかないのです。
想像に頼ることによって得られるのは、偽りの世界です。
それは、本質を映しません。
多くの人は、偽りの世界に生きているのです。
多くの人は、偽りの真実を生きているということを知りましょう。
あなたの見ている世界は、偽りの真実です。
それは、真実ではありますが、幼い真実なのです。
残念ながら、あなたは世界の輪郭を正しく捉(とら)えてはいません。
そのため、あなたの人生には苦しみが存在するのです。
この世界に存在しているのは必要だけです。
この世界には、必要以外は存在してはいないのです。
必要に対して苦しむ必要はありません。
必要に対して苦しんでいるということは、そこに誤解を見ているということなのです。
誤解によって、あなたは必要を歪めているのです。
そのことに気が付かなければなりません。
あなたは、真実を育てなければなりません。
そのためには、互いの真実を尊重し、それぞれの真実を学ぶことです。
それは良い経験となり、良い練習となるでしょう。
そうすれば、見えないものも見えてくるようになるのです。
あなたは、世界の見方を覚えなければなりません。
自分の真実に執着し、現状の必要を見失ってはなりません。
他者の真実を否定し、盲目に陥(おちい)ってはならないのです。
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