人は、人生を結びます。
それは、紐(ひも)のように結ばれているのです。
結び目は現状を現します。
人は、それを自らの手で結ぶのです。
あなたは、自分で自分の現状を選択します。
あなたが自分で人生を結ぶのです。
誰かや何かが結ぶのではありません。
どのような現状(人生)も、あなた次第なのです。
すべての人は幸福を求めています。
それは、幸福ではないからです。
所有していないから求めるのです。
すべての人は、幸福に不足しているのです。
人が幸福でないのは、未熟であるからです。
すべての人は無知であり、誤解を抱えているのです。
人は、幸福の結び方を知りません。
そのため、幸福ではないのです。
多くの人は不満や不安を吐きます。
多くの人は、不足を抱えているのです。
多くの人は、現状を不幸だと考えているのです。
それは、結び方が間違っているためです。
紐は、用途に合わせて結び方を変えなければなりません。
紐を上手く結ぶことが出来れば、物事は順調に進むでしょう。
しかしながら、紐を上手く結ぶことが出来なければ、問題が生じます。
紐が解(ほど)けてしまったり、絡まっていて使い物にならなければ、それは苦悩を導くことになるのです。
正しく結ぶことが出来なければ、正しく解くことも出来ません。
多くの人は、無知と誤解によって紐を上手く扱うことが出来ないのです。
状況に応じて、結び方を改める必要があります。
しかしながら、無知と誤解によっては、結び方を改めることは出来ないのです。
大切なのは、正しい結び方を知ることです。
いい加減に結んだのは良いが、解けなくなるようではなりません。
状況は常に変化しています。
変化した状況に対応しなければ、問題と苦悩が生じるのです。
多くの人は、自らの考え方や生き方、価値観を固く結びます。
多くの人は、自らの無知や誤解に執着しているのです。
無知や誤解に執着している状態であっては、状況に対応することは出来ません。
多くの人は、状況が変わったにもかかわらず、役に立たない古い考え方や生き方や価値観を手放そうとはしません。
多くの人は、愚かにも頑固に生き続けているのです。
覚えておかなければならないのは、自分が未熟であるということです。
あなたは、自分では良い結び方をしていると自賛(じさん)するのです。
しかしながら、その時は良くても、後に問題が生じるような結び方をしているのです。
あなたは、自分が未熟であることを認めなければなりません。
結び方が間違っているために不幸なのです。
結び方を知らないのであれば、学ばなければなりません。
学ぶためには、謙虚(けんきょ)でなければならないのです。
あなたは、学ぶ姿勢を身に付けましょう。
自分が正しいなどと考えてはなりません。
あなたが正しければ、そこには常に幸福が導かれているのです。
あなたが不幸なのは、結び方が間違っているからです。
あなたは、間違った方法で結ばれた紐を解かなければなりません。
紐は、結ばなければ絡まりません。
あなたは自分で結んだのです。
現状の不幸を導いたのは自分自身です。
結び目を解くためには、結んだのと反対のことをすれば良いのです。
あなたは、自らの考え方や生き方や価値観を疑いましょう。
そして、それと反対の考え方や生き方や価値観を選択すれば良いのです。
不幸の対極には幸福が存在しています。
現状が不幸であるのならば、反対のことをすれば良いのです。
部屋が散らかっていれば、掃除すれば良いのです。
悪口を吐くのであれば、誉(ほ)めれば良いのです。
愚痴を飲み込むのであれば、感謝を飲み込めば良いのです。
反対のことをすれば、絡んだ紐も解けるのです。
あなたは、自分で人生を結んでいることを忘れてはなりません。
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