この世は、暗闇で満ちています。
残念ながら、あなたには見えてはいません。
あなたは、暗闇の中を歩んでいるのです。
それは、容易なことではありません。
なぜなら、見えないからです。
見えていれば何でもない道であっても、見えなければ険しい道です。
暗闇の中では、人は小石にさえ躓(つまず)いてしまうのです。
暗闇の中では、人はどう歩めば良いか分かりません。
自分がどこにいるかも分からないのです。
自分の位置が分からなければ、どこへ次の足を運んで良いのかも分からないのです。
足の運びを誤れば、倒れてしまいます。
それは、問題と苦悩を導くには十分な要因なのです。
多くの人は、人生に問題と苦悩を抱えています。
それは、多くの人が暗闇の中を歩んでいるからです。
人生の目的は豊かに生きることです。
それは、暗闇を照らし、問題と苦悩を学びと幸福へと変えることなのです。
暗闇の中では、学びと幸福は問題と苦悩へと変わります。
見えなければ、それがどのようなものであろうとも、問題や苦悩となってしまうのです。
暗闇は、すべてを歪ませます。
この世界には、無駄は存在しません。
そして、無意味も無価値も存在しないのです。
この世界には、学びと幸福以外には存在していません。
しかしながら、暗闇の中では、それは、問題と苦悩へと歪んでしまうのです。
あなたの目の前に存在しているのは、問題と苦悩ではありません。
問題や苦悩だと認識している、学びと幸福であるのです。
人は、暗闇の中で偏見と誤解を生み出します。
偏見と誤解が世界を歪めてしまうのです。
暗闇の中を生きたとしても、人生は豊かさを得ません。
人生に豊かさを実現するためには、暗闇を照らす光が必要なのです。
暗闇の中では、あなたは蜘蛛の巣に引っ掛かってしまいます。
それが、人生における問題のようなものです。
蜘蛛の巣に引っ掛かることは大したことではありません。
しかしながら、それが何度も繰り返されるのであれば、あなたは気分を害し、やがては苦悩することになってしまうのです。
月明かり程度の光でもあれば、あなたは蜘蛛の巣を認識することが出来ます。
蜘蛛の巣を認識することが出来れば、それを避けることも、対処することも出来るでしょう。
月明かり程度の光があれば、もはや蜘蛛の巣は問題ではありません。
問題ではない蜘蛛の巣によって、苦悩が引き起こされることはないのです。
微かな光で良いのです。
あなたには、光が必要なのです。
あなたにとっての光とは、希望のことです。
小さな希望であっても、あなたは苦悩を避けることが出来ます。
残念ながら、問題を避けることは叶いませんが、苦悩を避けることは出来るのです。
それは、人生にとってはとても大きなことだと理解しなければなりません。
あなたは、希望の光を探さなければならないのです。
誰かに笑われるようなことでも構いません。
希望は、どれだけ小さくても希望なのです。
暗闇の中では、どんなに小さな光でも力を発揮します。
希望の力を侮(あなど)ってはなりません。
僅(わず)かでも、楽しいことを探しましょう。
欲深くあってはならないのです。
あなたには、小さな希望でも探すことは難しいかも知れません。
しかしながら、それは必ず見付かります。
星の見えない夜空であっても、探せば一つや二つは見付かるのです。
雲の切れ間には、必ず星が現れます。
途切れない雲が存在しないように、どうすることも出来ない問題や苦悩は存在しません。
必ず希望は存在します。
諦めずに探しましょう。
月明かりが蜘蛛の巣を照らし出すことを忘れてはなりません。
人生には、希望を持って生きましょう。
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