すべての人は未熟です。
すべての人は無知であり、その認識は歪んでいるのです。
残念ながら、あなたには、正しい判断を下すことが出来ません。
あなたの判断は、事実とは異なるのです。
事実は、あなたの思い通りには展開しません。
それは、あなたが未熟であり、無知であり、その認識が歪んでいるからです。
人生が間違うことはありません。
間違えているのは、あなたの判断なのです。
多くの人は、思い通りにならない人生に不満や不安を抱きます。
多くの人は、人生が悪いと思い込んでいるのです。
しかしながら、人生には最善が導かれます。
人生には、最善以外は実現しないのです。
それがどのような状況であろうとも、それがあなたにとっての最善であるということを理解しなければなりません。
しかしながら、あなたは未熟であり、無知であり、その認識は歪んでいます。
そのため、目の前の状況を最善だと認めることは難しいのです。
目の前の状況を最善だと認めることが出来ないのは、それが帰結(きけつ)だと思っているからです。
帰結は、人生の終わりに実現します。
どのような状況も、経過に過ぎません。
結論は、人生の終わりでなければ分からないのです。
多くの人は、”今”を生きてはいません。
それは、現実を否定し、過去や未来という幻想に逃避するからです。
現実を否定することによって、人は自分を守ろうとするのです。
自分を美化したり、正当化することには価値がありません。
それは、現実逃避でしかないからです。
現実とは、思い通りにならない現状です。
現実とは、苦悩なのです。
あなたは、その事実を認めなければならないのです。
人生が思い通りにならないことは、決して悪いことではありません。
そして、苦悩を抱えることは、不幸ではないのです。
すべては、経過に過ぎません。
帰結へと辿り着く過程の一部が、思い通りにならなかったり、苦悩を抱えるだけなのです。
途中経過を見て、判断しているに過ぎないのです。
この世界には、因果の仕組みが働いています。
この世界において、因果の仕組みを無視することの出来る人はいません。
すべての人が、因果の仕組みに支配されているのです。
例外はありません。
因果の仕組みは、確実に実ります。
因果の実りは、忘れた頃に実現するのです。
因果の原因は、自分自身です。
あなたの態度や選択によって、原因が定められるのです。
人生は、自分の蒔(ま)いた種が実を実をつけ、それを収穫する作業のことなのです。
あなたの態度や選択は、確実に人生に反映されます。
悪い態度や選択は、悪い状況として実現します。
良い態度や選択は、良い状況として実現するのです。
悪いとは、破滅的のことです。
良いとは、建設的のことなのです。
破滅的な態度や選択は、人生に対して、問題や苦悩を引き起こします。
そして、建設的な態度や選択は、人生に対して、可能性や幸福を引き起こすのです。
一つ一つの選択が、人生に反映されます。
人生は、あなたの選択を一つとして見逃すことがありません。
問題や苦悩を抱えている人は、破滅的な態度や選択が、建設的な態度や選択を上回っているだけです。
可能性や幸福を抱えている人は、建設的な態度や選択が、破滅的な態度や選択を上回っているだけなのです。
ただ、それだけのことです。
人生に対して、不満や不安を信じてはなりません。
現状をすべてだと思い込んではならないのです。
人生は、終わるまでは分かりません。
それは、夏の俄雨(にわかあめ)や、台風の過ぎ去った後の晴天のように、変貌(へんぼう)するものなのです。
あなたが豊かさを求めているのであれば、どのような現状を生きていたとしても、良い態度や選択を続けましょう。
良い種を蒔けば、良い実を収穫することが出来ます。
悪い種を蒔けば、悪い実を収穫することになるのです。
例外はありません。
あなたは、自らの選択を受けるのです。
因果は、忘れたころに実るということを覚えておきましょう。
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