人は、人生を豊かに生きなければなりません。
人は、豊かに生きるために生まれたのです。
しかしながら、豊かさとは、裕福なことではありません。
自らの人生を受け入れることが出来る生き方こそが、豊かに生きるということなのです。
人生を否定、拒絶している状態を豊かさだとは言いません。
それがどのような人生であったとしても、受け入れて懸命に生きることこそが、豊かさなのです。
多くの人は、人生を嫌います。
現状を批判する者は多いのです。
存在しない過去を批判する者までいるのです。
そうやって、多くの人は人生を恨(うら)むのです。
人生は、仕方のないものなのです。
それは、原因が自分自身であるからです。
人生がどのようなものであれ、それは自分自身に相応しいものです。
人生は、自分自身を教えているのです。
残念ながら、多くの人は、人生が自分自身を知るための学びであることを知りません。
あなたは、人生において、自分自身を教わっているのです。
そのことを理解すれば、人生を批判することはありません。
なぜなら、それが人生の目的であるということに気が付くからです。
あなたは、自分自身を知らなければなりません。
自分自身を知らなければ、人生を受け入れることが出来ないからです。
人生とは、自分自身です。
人生を受け入れるということは、自分自身を受け入れるということなのです。
自分自身を受け入れることが出来れば、役割を果たすことが出来るのです。
すべての人は、意味を以(もっ)て生まれて来ます。
この世界に生まれたすべての存在には、意味があり、価値があるのです。
それは、必要な役割を与えられているからです。
残念ながら、この世界には、無駄は存在しません。
無意味に思えることも、決して無意味ではありません。
あなたには、あなたの役割が存在し、それによって貢献(こうけん)することが出来るのです。
貢献は、喜びを生み出します。
喜びは、幸福を育てるのです。
自分自身を否定すれば、人生には苦しみと不幸と乏しさが実現することになります。
それは、仕方のないことなのです。
あなたは、自分自身と向き合わなければなりません。
人生と向き合わなければならないのです。
多くの人は、人生と自分自身を批判します。
人生と自分自身とは、真実のことです。
多くの人は、それを批判するのです。
そして、偽りと向き合うようになるのです。
多くの人が、偽りを求めます。
理想とは、偽りの世界です。
頭と心は、見たいものを見ます。
自分の都合の良いように物事を解釈するのです。
多くの人は、自分の都合の良い世界を見るために、頭と心に頼っているのです。
多くの人は、偽りの世界を見詰めることによって、思い通りにならない人生を慰(なぐさ)めているのです。
あなたが向き合わなければならないのは真実です。
しかしながら、すべての人は未熟です。
真実に向き合うことを恐れるのです。
そのため、偽りを見ようとするのです。
しかしながら、偽りを見れば、目測や判断を誤ります。
人生は、理想通りには歩むことが出来ないのです。
虚像を踏み締めることは出来ません。
あなたが踏み締めることが出来るのは、実像だけなのです。
現実と向き合わなければなりません。
理想を追い掛けてはならないのです。
現実とは、目の前の人生であり、自分自身です。
それは、とても情け無いものかも知れません。
しかしながら、それが真実なのです。
情け無いのであれば、情け無いのです。
情け無い人生や自分自身と向き合い、それを受け入れ、改めなければならないのです。
受け入れることが出来なければ、改めることは出来ません。
手元に無いものを改めることは出来ないのです。
あなたは、見たくないものを見なければなりません。
自分自身の弱さと向き合い、改めなければならないのです。
現実から逃避して、理想を目指してはなりません。
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