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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2018年11月9日金曜日

自然な状態

すべての人には、分際というものが存在しています。
分際とは、その人に与えられた役割のことです。
すべての人は、必要な役割を与えられて生まれるのです。
この世界において、役割を与えられずに生まれる者はいません。
どのような人物も、必ず役割を与えられているのです。
人は、自らに与えられた役割を果たさなければなりません。
それは、与えられた役割を果たすことが幸福であり、豊かさであるからです。
与えられた役割を果たすことが無ければ、あなたが幸福や豊かさを感じることは出来ません。
与えられた役割を無視して生きることは、空しさを導くのです。
不安や不満に揺さ振られるのは、与えられた役割を無視して生きているからです。
自らの分際を生きないために、心の安定が得られないのです。
人は、自らの分際を生きることで幸福や豊かさを感じることが出来ます。
どこで、誰と、何をしても、自らの分際を生きることが無く、与えられた役割を無視して生きているのであれば、心の安定を得ることは出来ず、幸福や豊かさを感じることも出来ないのです。
大切なのは、幸福や豊かさを感じて生きることです。
あなたは、空しく生きてはならないのです。
人生を充実させるためには、自らの分際に従い、与えられた役割を果たさなければならないのです。
そのためには、自らの分際を弁(わきま)えなければならないのです。
残念ながら、多くの人は自らの分際を弁えることが出来ません。
多くの人が、自分が正しいと思っています。
多くの人が、相手が間違っていると思っているのです。
残念ながら、自分が正しいと思っている人は、自らの分際を履き違えています。
自分が正しいというのは間違えではありませんが、同じように相手も正しいのです。
自分は、自分の人生において正しく、相手は相手の人生において正しいのです。
互いに尊重することが求められるのです。
人は、それぞれが必要な役割を与えられて生まれます。
一つとして、同じ役割を与えられることはありません。
互いに異なる役割を与えられるのです。
そのため、どちらか一方が優れているということはないのです。
互いに正しく、互いに間違っているのです。
そのことを理解しなければならないのです。
多くの人は、傲慢(ごうまん)に陥(おちい)ってしまいます。
傲慢は、堕落なのです。
自らの分際を弁えることなく高く登る者は、必ず落ちるのです。
そして、無事では済まないのです。
大切なのは、分際を弁えることです。
あなたは、自らの分際を弁えなければなりません。
決して、自分が正しいなどと思い込んではなりません。
そして、決して、相手が間違っているなどと思い込んではならないのです。
人が自らの分際を弁えることが出来れば、同時に謙虚(けんきょ)さを身に付けることが出来ます。
謙虚さとは、消極的な態度のことではありません。
謙虚さとは、消極的でも、積極的でもなく、自然な状態のことを指すのです。
自然な状態とは、高くもなく低くもない状態のことです。
それが、あなたの分際なのです。
あなたにとって、高くも低くもない状態でありましょう。
不自然に生きることに満足することの出来る人はいません。
人は、自分にとっての自然を生きることによってのみ、満足を得ることが出来るのです。
自然界の生物には、それぞれの住処(すみか)があります。
魚は水を住処とし、獣は大地を住処とし、鳥は空を住処とするのです。
人には、それぞれの住処があります。
それが分際であり、役割であるということを覚えておきましょう。
謙虚に、自然に生きましょう。
無理をする必要はありません。
気楽に生きましょう。
自らの分際を手放してはなりません。

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