あなたが貢献する程に、人生は豊かさを増していきます。
人生が豊かさを増すためには、貢献しなければなりません。
何かに対して役に立つことができなければ、人生は豊かさを得ることができないのです。
仕事をすることで給与を得ることができます。
それは当たり前のことです。
それが職業ではなくても、「人生の仕事」をすれば必要な豊かさを得ることができるのです。
人生の仕事とは、この世界に対して貢献するということです。
人助けなどの「良いこと」をし、それが何かや誰かの役に立ち、世界が少しでも成長や向上に向かって良くなる作業こそが人生の仕事です。
人の役割(仕事)は社会的な業務だけではないということを理解しなければなりません。
社会的な立場を取り除いた「人」としての役割を忘れてはならないのです。
あなたは自分自身が「人」であるということ、この世界を支える個人であるということを理解しなければなりません。
あなたの目的は世界の成長と向上なのです。
そのことを理解しておかなければならないでしょう。
世界が成長し、向上するためには、弱い部分を強めなければなりません。
どのように精密な機械であっても、一部の部品が耐え切れなくなって壊れてしまえば、機械全体がその機能を果たせずに止まってしまうでしょう。
その機械が精密である程、小さな故障が大きな損失へと繋がっていくのです。
人の文化は長い年月をかけて成長し、向上してきました。
あなたが生きる世界には、複雑な文化が形成されています。
単純な作りの文化ならば、弱いところが壊れても最低限の機能を失うことはありません。
しかしながら、複雑な文化ならば、一カ所が壊れてしまえば、やがては最低限の機能さえ失ってしまうことになるのです。
あなたは弱さを気にしなければなりません。
弱い部分を支えなければなりません。
弱い部分を蔑(ないがし)ろにしてはなりません。
強い部分を強化するのは大切なことですが、弱い部分を無視して強いところを強化することで、弱い部分には更なる負担が掛かることになります。
強い部分を強化するだけでは、全体はうまく動かないのです。
全体を動かすためにはバランスが必要なのです。
互いが補い合い、支え合う関係を築かなければならないのです。
底上げを図らなければ、やがて全体が崩れてしまうということを理解しなければならないでしょう。
あなたがしなければならないのは、強い部分の強化に加えて、弱い部分の強化でもあります。
強い部分だけを優遇してはなりません。
弱い部分も強化しなければなりません。
弱い部分を強化することは簡単ではありません。
それは多くの労力を必要とするため、多くの人はその作業を嫌います。
しかしながら、弱い部分が弱いままであるのならば、あなたが求めている強い部分にも影響が及んでしまうのです。
強さだけを追い求め、弱さを忘れてはなりません。
固さだけを追い求めて柔らかさを失ってしまえば、衝撃によって折れてしまうでしょう。
芯を持った柔らかさが必要なのです。
固いだけでもだめであり、柔らかいだけでもだめです。
しなやかになければならないのです。
あなたは強さと弱さのバランスを見極めなければなりません。
強い者に従うだけではなりません。
弱い者を救わなければなりません。
貢献するということは、問題を解決し価値を生み出すということだからです。
強い者に従い、弱い者を見捨てるのであれば、あなたは人に、世界に対して貢献することはできないでしょう。
弱い者を助けることは世界に取って重要なことなのです。
強い者は弱い者を守ることによって強さを増します。
弱い者は強い者に守られることによって強さを得ます。
弱さを見捨てることが強くなると考えてはなりません。
弱さを見捨てた時、同時に大切なことを見失ってしまうということを覚えておかなければならないでしょう。
あなたは自らの弱さを助けましょう。
自分よりも弱い者に手を差し伸べましょう。
本当の強さとは何であるのかを理解しなければならないでしょう。
あなたは貢献しなればなりません。
その時に、弱さを忘れていてはならないでしょう。
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