あなたは楽しく伝える人になりましょう。
あなたが志している道は、あなたにとって大切なものであるでしょう。
大切なものであるのならば、その価値を分かち合わなければなりません。
価値を分つことこそが価値の創出であるということを知らなければならないでしょう。
価値とは、分配されることによって創出されます。
一所に止まっているのであれば、価値は行き場を失い、それ以上に膨れることはありません。
小さな鉢の中に根を下ろした植物が、鉢以上の範囲に根を伸ばすことができずにその身を小さくするようにです。
小さな場所に止まっているのであれば、価値はそれを大きくすることはできないのです。
広大な大地に根を下ろした植物は、その身を限界にまで育むことができるのです。
あなたがそれを大切だと思い、そこに価値が存在していると考えているのであれば、それを自らの所だけに止めておくことはできません。
価値は分配し、分かち合う方が有意義であるということを知らなければならないのです。
植物が種を蒔くのは、その価値を自らだけで支えることができないからです。
そのため、子孫を残すことによって価値を育むのです。
植物は昆虫に花粉を提供し、動物に果実を提供し、人に住居を与えます。
それは植物という価値を生かそうとする結果であるのです。
植物には意思がないと考えているかも知れませんが、植物を利用しているのであれば、その意思に従っているのです。
昆虫は花粉を運び、動物は種子を運び、人は苗を運びます。
それは、植物の繁栄を示しているのです。
価値を分け与えない存在は、価値を得ることはできません。
価値を与える存在は価値を得るのです。
あなたはその理(ことわり)を忘れてはならないのです。
価値というものは「楽しい」ものです。
価値には心を満たす力が存在しています。
心が満たされる時、人は楽しいと感じるのです。
娯楽は手元には何も残しません。
娯楽で得られるものは楽しみという心の充足です。
それでも人はそれに価値を見出します。
楽しいということには価値があるということを忘れてはならないでしょう。
それが楽しいものであると認識すれば、人はそれを価値であると捉えます。
それが楽しくないと思うのであれば、人はそれに価値を見出すことはないのです。
価値というものは「楽しいもの」であるということを知らなければなりません。
そこに何等かの喜びが存在しているからこそ、人はそれを求めるのです。
ならば、あなたは楽しく伝えなければなりません。
その道の楽しみは何であるのか?
何が、どこが楽しいのか?
それを理解し、伝える人になりましょう。
自らが楽しいと思わず、その要点をつかむことがなければ、その価値を拡張することはできないということを理解しなければなりません。
植物が昆虫にとっての楽しい形や匂いの花を知らなければ、昆虫は花に見向きもしないでしょう。
植物が動物にとって楽しい色や味の果実を知らなければ、動物がそれを食することはありません。
植物が人にとっての楽しい姿を知らなければ、その苗を植えることもないのです。
楽しいからこそ、そこには価値が生まれ、重宝されるのです。
楽しいということを軽んじてはなりません。
楽しいことが良いのです。
楽しくなければ価値はありません。
楽しくなるように図らなければなりません。
価値を分つためには、それが楽しいものでなければなりません。
それを楽しく見せなければなりません。
それを楽しく理解させなければなりません。
そして、何よりもあなたがそれを楽しんでいなければならないのです。
楽しむことができれば、人はそれを追求することができます。
楽しいことにはいくらでも時間と労力を費やすことができるのです。
しかしながら、楽しくないことにはそうもいきません。
人は楽しみが価値であるということを知っています。
あなたは人にそれを楽しく伝えましょう。
価値を共有すれば高まります。
それはあなたに豊かさと喜びを導くことでしょう。
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