人生を選択するのはあなたの意思です。
	あなたは思考や感情を使い、人生を選択します。
	そして、その選択を実現するのは肉体の仕事です。
	あなたの意思を具現化するのは肉体の仕事であるのです。
	どのように考え、どのように思おうとも、肉体の協力無くしてそれ等が実現することはありません。
	人生を築くのは肉体です。
	あなたにとって肉体という存在は、掛け替えのない大切な相棒であるということを覚えておかなければならないのです。
	駕篭(かご)かきは、二人で協力して駕篭を目的地へと運びます。
	どちらか一方が働かなければ、駕篭は進みません。
	駕篭が進まなければ目的地へと辿り着くことはないのです。
	二人が息を合わせ、互いに協力することによって初めて、駕篭は目的地へと向かうことができるのです。
	人生を駕篭かきに例えるなら、その二人は意思と肉体です。
	あなたは意思と肉体という二人の協力者によって人生という旅路を進んで行くのです。
	二人の協力がなければ進みません。
	あなたは自らの意思と肉体の重要性を認識しなければならないのです。
	意思と肉体を蔑(ないがし)ろにしてはなりません。
	それ等を軽んじてはならないのです。
	意思も肉体も軟弱であってはなりません。
	どちらも力強くなければならないのです。
	意思を強くするためには、志を持つことが重要です。
	志を持たない者には、意思の強さはありません。
	意思の弱い者は、精神的な向上もないのです。
	そのため、いつまでも弱々しい考え方と態度に支配されます。
	気概(きがい)もなく、すぐに諦め、逃げ出すのです。
	そのような意思であっては、駕篭を捨てて逃げるのが落ちなのです。
	あなたは志によって意思を強める必要があるということを覚えておきましょう。
	肉体を強くするためには、健康に気を使う必要があります。
	自分が食べているものが何であるのか?
	食べ過ぎてはいないか?
	毒を摂(と)ってはいないか?
	運動は足りているのか?
	睡眠は足りているか?
	過労に陥ってはいないか?
	肉体に対して思いやりを持っているか?
	無知ではないか?
	健康という状態を保つためには、多くの優れた働きが必要です。
	肉体に対して興味関心がなければ、健康を保つという当たり前のことすらままならないのです。
	無知であってはなりません。
	せめて、自分が口にしているものがどのようなものであるのか?ということは知っておきましょう。
	食生活や生活習慣に気を使い、健康に対して意識的でなければならないのです。
	意思と肉体の両方の力強さがあって初めて、人生は前進を始めるのです。
	意思とは駕篭かきの先頭です。
	肉体はそれを手助けする後尾です。
	あなたの肉体は、あなたの意思に従って動きます。
	肉体は純粋な存在です。
	あなたの意思を手助けしようと努めます。
	あなたの意思が肉体の健康を考えるのであれば、肉体は力強く働くでしょう。
	あなたは人生が何であるのか?ということを意識しましょう。
	あなたの意思が人生をというものを捉えるのであれば、それを正しく生き抜く知恵を求めるようになるでしょう。
	人生というものを意識することのない者が、正しく生き抜く知恵を求めることはないのです。
	何の信念も無く、その場しのぎの生き方に溺れるでしょう。
	駕篭かきは、駕篭を目的地へと運ぶのが仕事です。
	意思と肉体の運ぶ駕篭の中には、あなたという魂が乗っているのです。
	魂というあなたの本質が目的地に辿り着くことが、人生の達成であるのです。
	あなたは意思と肉体を鍛えなければなりません。
	意思と肉体にとっての最善を考えなければなりません。
	人生というものを深く考えることによって、健康な意思と肉体を育みましょう。
	
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