すべての人は非力です。
残念ながら、あなたの力で出来ることは僅(わず)かなのです。
あなたの力は知れています。
あなたは、自分と同じ重さの岩を持ち上げることすら出来ないのです。
それは、自分自身すら支えることが出来ないということなのです。
人は、独りでは何も出来ません。
しかしながら、人生には多くの困難が襲います。
あなたは、人生の困難に向き合わなければならないのです。
人は、人生の困難から逃れることは出来ないのです。
残念ながら、あなた独りの力では、人生の困難を乗り越えることは出来ません。
それは、あなたが余りにも非力だからです。
あなたは未熟です。
人生の困難を乗り越えるためには、成長する必要があるのです。
あなたが成長するためには、学ばなければなりません。
学びは、謙虚さによって他者から得ることが出来ます。
人は、謙虚でなければ学ぶことが出来ません。
人は、他者を通じて学びを得るのです。
あなたは、他者を通じて学びを得ます。
それは、他者を通じて客観を実現するからです。
あなたは、他者を通じて自分を客観視することが出来ます。
他者を通じなければ、客観性を得ることは難しく、自分の未熟さや非力さにも気が付かないのです。
自分の未熟さや非力さに気が付かなければ、それを改善することも出来ないのです。
あなたは、他者からの協力を得る必要があります。
それは、他者からの協力を得ることがなければ、困難を乗り越えることが出来ないからです。
しかしながら、多くの人は謙虚ではありません。
多くの人は、傲慢(ごうまん)に陥(おちい)っているのです。
あなたは、自らの力を過信してはなりません。
思い上がってはならないのです。
あなたは、独りでは何も出来ません。
あなたが思っている程、あなたに力はないのです。
他者からの協力を得るためには、傲慢を手放さなければなりません。
そして、感謝の気持ちを以(もっ)て、相手に尽くさなければならないのです。
思い上がって感謝の気持ちを失っている者には、他者からの協力は得られません。
あなたは、感謝の気持ちを持たず、自分に尽くさない相手に協力することが出来るでしょうか?
利害関係にあれば、止む無く手を貸すでしょうが、それは最低限に抑えられるのです。
それでは、協力関係を築くことは出来ません。
大切なのは、相手が自主的に協力してくれる関係を構築(こうちく)することなのです。
相手が自主的に協力してくれる関係を構築するためには、あなたが相手に尽くす必要があります。
そのためには、自分の立場を理解しなければなりません。
価値の乏しい自尊心を守ってはならないのです。
あなたの自尊心には、価値がないのです。
それは、未熟な自尊心だからです。
あなたは、より良いものに価値を見出さなければなりません。
独りよりも、二人に価値を見出さなければなりません。
二人よりも三人に価値を見出だすのです。
そうすれば、あなたは独りでは出来ないことが出来るようになります。
独りで乗り越えることの出来ない困難であっても、二人なら乗り越えることが出来ます。
二人でも乗り越えることが出来ない困難であっても、三人ならば乗り越えることが出来るのです。
あなたが困難を乗り越えるためには、他者からの協力が必要です。
思い上がっている者には、他者からの協力は得られません。
あなたは、自らの有り様を考えなければなりません。
残念ながら、あなたに対して他者は協力的ではありません。
なぜなら、それぞれに自分の仕事を抱えているからです。
他者に協力してもらおうと思えば、相手の仕事以上の価値を提供する必要があるのです。
例えば、感謝の気持ちです。
そして、それに相応しい行動なのです。
他者に協力してもらうということは、他者の時間と労力を奪っているということです。
それに見合う代償を支払わなければ、協力を得ることは出来ないのです。
一度だけなら、騙(だま)すことも出来ます。
しかし、次はありません。
自分勝手に生きてはなりません。
あなたは、独りでは何も出来ないのです。
そのことを覚えておきましょう。
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