施し

すべての人は、人生に幸福を実現しなければなりません。

すべての人は、人生に幸福を実現する権利を持ちます。

あなたは幸福に生きることが出来るのです。

あなたは、自らの人生に幸福を実現することが出来るということを覚えておきましょう。

この世界には、因果の仕組みが存在しています。

すべての結果は、それに相応しい原因によって生み出されるのです。

原因に対して、不相応な結果が導かれることはありません。

どのような結果であれ、それに相応しい原因が存在しているのです。

あなたの人生の原因はあなたです。

あなた自身が、人生の原因であるということを理解しなければならないのです。

あなたは、自分自身の選択（原因）の結果を受け取るのです。

そのため、人生は、自分自身に相応しいということを覚えておかなければならないのです。

残念ながら、人生には偶然というものは存在しません。

多くの人が望む”奇跡”というものは存在しないのです。

それが偶然や”奇跡”のように思える状況であろうとも、そこには、それに相応しい原因が存在しているのです。

あなたの選択の結果として、偶然や”奇跡”のように思える状況も導かれるのです。

大切なのは、因果の仕組みを受け入れることです。

そして、それを理解することなのです。

因果の仕組みを軽んじることは、幸福を実現する妨げとなります。

因果の仕組みを軽んじる者が、人生に幸福を実現することなど出来ないのです。

あなたは、自分自身の選択が人生を築くということを覚えておきましょう。

幸福も不幸も、あなたが決めるのです。

誰かや何かがあなたの人生の幸福と不幸を決めているのではありません。

誤解しないように注意しなければなりません。

残念ながら、人は自分勝手に幸福を実現することは出来ません。

あなたが独りでどれだけ努めても、幸福は実現しないのです。

なぜなら、幸福は他者からの施（ほどこ）しによって実現するからです。

それは、この世界の理（ことわり）なのです。

他者から施されることがなければ、人生に幸福を実現することは出来ません。

あなたが幸福を必要とするのであれば、他者からの施しを必要としましょう。

しかしながら、望んだからといって、他者からの施しが受けられる訳ではありません。

それは、因果の仕組みが存在しているからです。

結果は、原因によって導かれます。

原因が存在しなければ、結果は存在しないのです。

そのため、望むだけでは、他者からの施しは受けられないのです。

他者からの施しを受けるためには、他者からの施しを受けるに相応しい原因が必要なのです。

他者からの施しを受けるに相応しい原因とは、他者に施すということです。

あなたが他者に施せば、他者からの施しを受けることが相応しい自分になれるのです。

他者からの施しは、人生に幸福を実現します。

あなたは、他者に施さなければなりません。

どのようなことでも物でも良いのです。

自分以外の誰かや何かに施すのです。

あなたの施しは、人生に原因という種を蒔（ま）くことです。

それは、他者からの施しという結果を収穫させるのです。

人は、収穫を考えて種を蒔きます。

それは、自然なことなのです。

あなたは、他者からの施しを求めて他者に施しても構いません。

大切なのは、施したという事実（原因）だからです。

誰か一人のためでも良いのです。

自分以外の他者に施すことが求められるのです。

自分の出来る範囲で施しましょう。

そうすれば、施された人は、自分の出来る範囲であなたに施すでしょう。

互いに施せば、互いに幸福を得ることが出来るのです。

一人に施すことが出来れば、二人に施すことも出来るようになります。

そうすれば、別の誰かに対して、自分の出来る範囲で施しましょう。

施せるものを分け与えるのです。

多くを施す必要はありません。

少ないものを更に少なく分け、多くの人に施せば良いのです。

そうすれば、多くの人からの施しを受けることが出来るのです。

それは、とても幸福なことなのです。

他者からの施しによって、人生に幸福を実現しましょう。

難しく考える必要はありません。

自分に出来る範囲の施しで構わないのです。

それは、誰にでも出来ることなのです。

もちろん、あなたにも出来ることなのです。