人は、人生について考えなければなりません。
人生は、決して価値の無いものではありません。
あなたは、人生の価値を見極めなければならないのです。
残念ながら、多くの人は人生の価値を見失っています。
多くの人は、乏しさの中に生きているのです。
多くの人は、不満や不安と共に生きています。
多くの人は希望を失い、人生を悲観しているのです。
そのような心持ちを乏しさというのです。
大切なのは、豊かに生きることです。
何を得て、何を所有し、何を失おうとも、豊かな心持ちで生きなければならないのです。
あなたは満足や安心を選択し、希望に満ちて人生を楽観しなければならないのです。
豊かな人生というものは、自分自身で築くことが出来るのです。
誰かや何かに任せているのであれば、豊かな人生を築くことは出来ないということを覚えておかなければならないでしょう。
それは、誰かや何かに任せているというのは、自らの人生の責任を放棄しているということだからです。
責任を放棄するということは、豊かさを放棄するということでもあります。
あなたが豊かな人生を築くためには、自らの人生に対して責任を果たさなければならないということなのです。
あなたは、人生を大切にしなければなりません。
どのような時間も、軽率(けいそつ)に生きてはならないのです。
すべての時間が大切な人生です。
そのことを覚えておかなければなりません。
不満や不安を抱え、人生に希望を失って悲観することは、人生を大切に扱っていることにはなりません。
そのような心持ちによっては、人生を蔑(ないがし)ろにしているということなのです。
残念ながら、人生は有限です。
時間には限りがあるのです。
機会にも限りがあります。
大切に扱わなければ、時間と機会を無駄にすることになるのです。
人生が有限であるのは、人が未熟であるからです。
あなたが未熟であるために、人生は有限であるのです。
それは、有り難さを理解するためです。
人生が無限であれば、人が人生を大切に扱うことはありません。
未熟者は、有り余るものや、あって当然のものに価値を見出しません。
未熟者は、それ等を軽んじるのです。
あなたは、酸素の有り難さを理解しているでしょうか?
酸素は有限ですが、有り余っているようにも、あって当然のもののようにも思えます。
しかしながら、酸素が断たれてしまえば、あなたの人生は、すぐに失われてしまうのです。
呼吸を止めれば、酸素が有限であることを理解することが出来ます。
そして、それに感謝することも出来るのです。
しかしながら、酸素を当たり前や無限だと思い込み、呼吸を止める経験も無ければ、有り難さを理解することは不可能です。
あなたは、有限を生きています。
そのため、すべてには始まりがあり、同時に終わりがあるのです。
あなたは、いつまでも所有し続けることは出来ません。
それは、すべては有限だからです。
あなたは、そのことを覚えておかなければなりません。
有り難さを理解することによって、あなたは人生を大切に生きようとします。
そして、それは、乏しさを手放そうと努めることに繋がるのです。
不満や不安、失望や悲観を手放そうと努めるためには、人生を大切に生きなければならないのです。
人生を大切に生きるようになれば、人生の目的や意味を考えるようになるでしょう。
そうなれば、欲望を貪(むさぼ)るために生まれたのではないということを理解することが出来るのです。
欲望から離れることによって、人は人生の道を見出します。
欲望という汚れを落とすことによって、人は本来の輝きを取り戻します。
その輝きが人生を照らすのです。
あなたの抱えている苦しみも有限です。
今しかそれを体験することは出来ません。
今しか体験することが出来ないものは、例えそれが苦しみであったとしても、大切に扱わなければならないのです。
苦しみも大切に扱えば、良い学びをもたらします。
どのようなものも大切に扱えば価値を持つのです。
すべてが有限です。
それは、すべてに価値があることを意味しています。
あなたは、人生を大切に生きましょう。
どのような状況にも価値を探し、豊かに生きるのです。
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