人生は、目的を果たすための旅路です。
あなたは、人生の目的を果たすための道を歩んでいるのです。
あなたは、歩まなければなりません。
あなたに求められるのは、歩みを確実にすることなのです。
人生における豊かさとは、歩むことです。
人は、歩んでいる時に豊かさを覚えることが出来るのです。
歩みを止め、停滞している時には、人生に対して乏しさを感じてしまうのです。
大切なのは、歩み続けることです。
しかしながら、歩み続けることは容易ではありません。
なぜなら、人は未熟であるからです。
未熟というのは、歪んでいるということです。
人は、未熟であるために、歪んでいるのです。
それは、角が立っているということなのです。
そして、不足を抱えているということでもあるのです。
人は、過剰と不足によって未熟であるのです。
成長とは、円満に近付くということなのです。
あなたは、過剰を削り、不足を埋める必要があります。
それは、丸いものは円滑に進むからです。
道を進むための最適な形は、球体です。
丸い程に、円滑に進むことが出来るのです。
角が立てば、その歩みは騒がしく、その進みは遅いのです。
それは、角によって抗力(こうりょく)が生じるからです。
丸い岩を運ぶことは難しい仕事ではありません。
それは、角が立たず、抵抗が少ないからです。
しかしながら、同じ大きさの四角い岩を運ぶことは容易ではありません。
それは、角が立ち、抵抗が多いからです。
丸い岩なら転がせば良いですが、四角い岩は転がすことが出来ません。
四角い岩を運ぶためには、多くの労力と時間を必要とするのです。
大切なのは、角を取り除くことです。
過剰を削り、不足を埋めるのです。
丸いものは、静かに素早く進みます。
しかしながら、四角いものは騒がしく、その進みは遅いのです。
あなたが丸くあれば、人生は円滑に進みます。
あなたは、人格を丸くしなければならないのです。
人格を丸くするためには、謙虚(けんきょ)でなければなりません。
謙虚さを大切にしない者には、過剰を削り、不足を埋めることは出来ないのです。
それは、謙虚さによって、現状を否定することが出来るからです。
成長するためには、現状を否定する必要があります。
現状を肯定(こうてい)するのであれば、過剰を削り、不足を埋めることは出来ないのです。
それは、傲慢(ごうまん)によって、現状を認めてしまうからです。
傲慢な者は、過剰と不足を肯定します。
傲慢な者は、それを好ましいと思うのです。
多くの人にとっての人生の目的は、目の前の快楽を貪(むさぼ)り、苦悩と”寄り添う”ことなのです。
多くの人は、目の前の快楽と苦悩を好みます。
矛盾しているように聞こえるかも知れませんが、多くの人は、矛盾しているのです。
多くの人は不幸です。
多くの人は、人生に乏しさを感じています。
それは、快楽と苦悩を好むからです。
快楽と苦悩は、凸(とつ)と凹(おう)のようなものなのです。
未熟者の人格は、凹凸であるのです。
それは、歩みを遅くします。
多くの人は、快楽と苦悩によって、現状に停滞します。
目の前の快楽と苦悩に釘付けになってしまうのです。
それでは、目的を果たすことは出来ません。
大切なのは、目の前の快楽と苦悩に引かれないことです。
あなたは謙虚さによって、目の前の快楽と苦悩を退(しりぞ)けなければならないのです。
謙虚な者は、目の前の快楽と苦悩に引かれることはありません。
それは、謙虚さによって、人格の凹凸が均(なら)されているからです。
凹凸が少なければ、円滑に進むことが出来ます。
あなたが人生に豊かさを求めるのであれば、快楽と苦悩に引かれてはなりません。
快楽と苦悩を気にすることなく歩み続けましょう。
あなたは、快楽と苦悩に捕らわれてはなりません。
気にすることなく歩むのです。
そうすれば、人格は丸くなり、人生は円滑に進むでしょう。
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