この世界には、無駄は存在しません。
この世界には、無意味なものは存在しません。
この世界には、無価値なものは存在しないのです。
すべてには、大切な意味があり、重要な価値があるのです。
あなたは、そのことを理解しなければならないのです。
大切なのは、分け隔てないことです。
”すべては一つ”であると理解することなのです。
この世界に存在する”すべては一つ”です。
何一つとして、異質なものは存在しません。
すべての存在が支え合い、共存しているのです。
残念ながら、そのようには見えないかも知れません。
多くの人には、”すべては一つ”であるとは思えないのです。
それは、主観によって世界を見ているからです。
多くの人は、自らの所有する価値観を通じて、世界を認識しているのです。
残念ながら、すべての人が未熟です。
すべての人は、未熟に生まれるのです。
そのため、価値観には、歪みや不足が存在します。
歪みや不足を有する価値観による主観は、世界を分け隔ててしまうのです。
多くの人は、”すべては一つ”であることを知りません。
そのため、この世界に善と悪を存在させるのです。
残念ながら、この世界には、善と悪を隔てる壁は存在しません。
この世界に存在しているのは、すべてを繋げる絆(きずな)だけなのです。
あなたが善と思っているものと、悪と思っているものは、一つに繋がっているのです。
それ等は決して、相反するものではないのです。
そのように見えているだけです。
そして、そのように認識しているだけなのです。
多くの人は、正義感に従って、自分の信じる善を重んじ、自分の信じる悪を軽んじます。
多くの人は、善悪の壁によって、世界を隔てているのです。
それは、世界を小さくしているのです。
あなたは、未熟な価値観によって世界を限定してはなりません。
一つに繋がっているものを、分け隔ててはならないのです。
善を重んじ、悪を軽んじれば、バランスを欠いてしまいます。
それでは、問題を引き起こしてしまうのです。
大切なのは、バランスを保つことです。
左右のバランスを欠けば、歩みを進めることは出来ません。
あなたが幸福や豊かさへと辿り着こうとする時に、バランスを欠いているのであれば、不幸や乏しさへと落ち込んでしまうのです。
この世界に存在する”すべては一つ”です。
善悪の区別に捕らわれてはなりません。
善いと思うものを優遇してはなりません。
悪いと思うものを冷遇してはならないのです。
恐れに従って、悪いものを無理に取り除いてはなりません。
自然に剥(は)がれ落ちるまでは、待たなければならないのです。
青い実を収穫しても、口にも腹にも苦いのです。
口にも腹にも甘いものを得るためには、待たなければならないのです。
無理に人生に干渉(かんしょう)してはなりません。
因果を歪めてはならないのです。
大切なのは、甘んじて結果を受け入れることです。
気に入らないからといって否定しているのであれば、人生を歪めてしまうことになるでしょう。
この世界には、無駄は存在しません。
無意味も無価値も存在しないのです。
それが、どのようなものであったとしても、大切な学びです。
悪いものを軽んじてはなりません。
悪いものから学ぶことは多いのです。
好き嫌いによって、人生を判断してはなりません。
苦しみから学ばなければならないことは多いのです。
安易に否定してはなりません。
どのようなものも、大切にする気持ちを育みましょう。
”すべては一つ”です。
小さな価値観によって隔てられるようなものではないと理解しましょう。
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