すべての人は、役割を以(もっ)て生まれます。
すべての人生には、目的が存在しているのです。
その目的を果たすために必要な役割が与えられているということなのです。
役割を果たすことによって、目的を果たすことが出来るのです。
人生において、目的を果たすことは重要です。
なぜなら、その目的を果たすために生まれ、生きているからです。
目的を果たすことがなければ、人生に意味や意義や価値を見出すことは出来ないのです。
人生に意味や意義や価値を見出すことが出来ないのは、空しいということを理解しなければなりません。
空しさによって、人生は乏しさを得ます。
空しさは、苦しみなのです。
人生に意味や意義や価値を見出すことが出来なければ、心が満たされることはありません。
何を得ても、心が満たされなければ苦しみが襲うのです。
何も得なくても、心が満たされるのであれば、幸福と共に歩むことが出来るのです。
人生において、何を得たか?何を失ったか?ということは重要ではありません。
人生においては、何を得ても、何を失っても良いのです。
得たり失ったりするものによって、あなたの人生は決まりません。
人生を決めるのは、自らの役割や人生の目的に対するあなたの状態なのです。
何を得たか?何を失ったか?ということを気にし過ぎてはなりません。
なぜなら、この世の富を気に掛けることによって、本当に大切な自らの役割や人生の目的を見失ってしまうからです。
この世の富は流転(るてん)します。
この世の一切は変化の中に存在しているのです。
この世の富をとどめることは出来ません。
とどめようとしても失います。
それは、呼吸を止めることが出来ないのと同じなのです。
どのように豪勢な食事も、喉(のど)を過ぎれば糞尿となります。
糞尿を体内にとどめておくことは、やがて耐え難い苦しみとなるのです。
豪勢な食事だからと強欲に所有しようとすれば、苦しむことになると理解しなければならないのです。
この世の富をとどめておくことは、多くの問題と苦しみ、そして、人生の乏しさを導いてしまうということを覚えておかなければならないのです。
多くの人は、強欲に根差しています。
それは、恐怖による誤解と暗示です。
多くの人は、恐怖を信じています。
そのため、強欲にこの世の富をとどめることを願い、この世の富を失うことを恐れるのです。
溜め込んだ富は、毒となります。
二酸化炭素によって、人体は命を保つことが出来ません。
便秘によって、人体は命を失うのです。
大切なのは、循環することです。
新鮮な富を受け取り、新鮮な富を手放すのです。
所有は腐敗を招きます。
利益を追求することは、苦しむことなのです。
利益を追求すると、どのような仕事も悪くなります。
利益を追求すれば、仕事の質は低下してしまうのです。
利益を貪(むさぼ)ることが、人生の目的ではありません。
なぜなら、どれだけの富を得ても、人生の目的を買うことは出来ないからです。
良い仕事をすることを心掛けなければなりません。
利益とは、奪うものではありません。
仕事に相応しく与えられるものなのです。
与えられる利益に満足しましょう。
それ以上の利益を求めるのであれば、それに相応しい仕事をしなければなりません。
”悪銭身につかず”という言葉があるのです。
不正な富が、あなたを幸福にすることはありません。
どれだけ豪勢な食事も、食べ過ぎれば腹を痛めるのです。
あなたは、相手の利益を考えて仕事をしましょう。
そうすれば、相手は、あなたの利益を考えて仕事をするでしょう。
相手から与えらえる富こそが、あなたの正当な利益なのです。
良い仕事をしましょう。
利益のことを考える必要はありません。
良い仕事には、それに相応しい利益が与えられます。
心配は必要ないのです。
不正な富で人生を築こうとしてはなりません。
人生は、その重みに耐えることが出来ないのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿