これは、あなたの人生です。
あなたは、自らの足で人生を歩み、自らの腕で人生を築かなければなりません。
あなたは、自分の人生を生きなければならないのです。
すべての人が、自分の人生を生きることを求められています。
自分の人生を生きるというのは、自分の役割を果たそうとする生き方のことです。
自分の役割を果たそうとする生き方を選択しなければ、自分の人生を生きることは出来ないのです。
自分の役割とは、自然であるということです。
人が自分の役割を果たそうとする時には、自然であるということなのです。
自分の役割を無視して生きることは不自然です。
不自然を生きるのであれば、苦しまなければなりません。
人が苦しみを避けるためには、不自然を手放し、自然を生きる必要があるということを理解しなければならないのです。
あなたが豊かな人生を求めているのであれば、自然を生きる必要があるということを覚えておきましょう。
自然を生きるというのは、蜜柑(みかん)の樹が蜜柑の花を咲かせ、やがて、蜜柑の実を付けるようなことです。
蜜柑の樹が自然を生きる時には、蜜柑の花を咲かせ、蜜柑の実を付けることが出来るのです。
蜜柑の樹が不自然を生きるのであれば、花は咲かず、実も付きません。
それでは、苦しみを得ることになるのです。
蜜柑の樹にとっての役割とは、蜜柑の花を咲かせ、蜜柑の実を付けることだからです。
それが自然であるということなのです。
あなたは、自分に出来ることを行い、誰かや何かに貢献(こうけん)しなければなりません。
それが自然を生きるということなのです。
すべての人は、自らの能力を活用し、貢献するために生まれました。
人が、自らの能力を活用し、貢献することは自然です。
しかしながら、自らの能力を活用することもなく、貢献することもなければ、それが不自然であるということを知らなければならないのです。
あなたは、自らの能力がどのようなものであったとしても、それを活用しなければなりません。
蜜柑の樹は、蜜柑の花を咲かせます。
蜜柑の樹が、林檎の花を咲かせることは出来ないのです。
蜜柑の樹は蜜柑の花を、林檎の樹は林檎の花を咲かせなければならないでしょう。
あなたは、自分の能力や役割を見失ってはなりません。
あなたは、"自分は何か?"を考えなければなりません。
"自分は何か?"と問い続けなければならないのです。
"自分は何か?"という問いを手放した者は、自分の能力や役割を見失ってしまいます。
それでは、自らの能力を活用することも、誰かや何かに貢献することも出来ないのです。
それでは、豊かな人生を生きることは出来ません。
乏しい人生を生きることが目的であれば、それも良いでしょうが、あなたの目的は豊かな人生を生きることなのです。
豊かな人生を生きるためには、自らの能力を活用し、貢献する必要があるということを忘れてはなりません。
しかしながら、これはあなたの人生ではありますが、独りで生きることは出来ません。
人生は、自分で決めなければなりませんが、独りで目的地へと辿り着くことは出来ないのです。
あなたが目的地へと辿り着くためには、自分以外の存在からの助けが必要なのです。
川を渡るためには、橋の力を借りなければなりません。
海を渡るためには、船の力を借りなければなりません。
地平を渡るためには、星の力を借りなければなりません。
空を渡るためには、風の力を借りなければならないのです。
蜜柑の花が実を付けるためには、風や虫達の力を借りなければなりません。
花を咲かせていたとしても、それだけでは実を付けることは出来ないのです。
自分独りで何かを成せると考えているのであれば、その傲慢(ごうまん)を手放しましょう。
あなたは、独りでは何も出来ません。
道を行くには、様々な存在からの助けが必要なのです。
あなたは、感謝の気持ちを以(もっ)て生きなければなりません。
自分独りで目的地へと辿り着くことの出来る人はいません。
どれだけの努力を重ねたとしても、独りでは何も出来ません。
協力することは、とても大切なことなのです。
協力というのは、依存(いそん)のことではありません。
互いに支え合うことが協力なのです。
あなたは、誰かや何かのために努力をしましょう。
そうすれば、誰かや何かは、あなたのために努力をするでしょう。
誰かや何かのための努力が、やがては自分のためになるのです。
独りで生きようとしてはなりません。
利己的な生き方を選択してはならないのです。
花は花だけでは実を付けることが出来ないということを覚えておきましょう。
あなたは、自分だけでは豊かさを得ることが出来ないということを忘れてはなりません。
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