あなたはこの世界を発見しなければなりません。
	
	この世界は謎に満ちています。
	あなたには知らないことが多いのです。
	あなたはそれを解き明かしていかなければならないのです。
	自分に関係の無いことだと考えてはなりません。
	あなたが生きているこの世界は、すべてがあなたに関係しているのです。
	あなたと関係の無いものは存在しません。
	すべてがあなたと一つであるのです。
	あなたは自分のことがどれほど分かっているでしょうか?
	あなたは自分自身のことを知っているのでしょうか?
	自分勝手に生きる人であっても、自分が何者であるのかを知りません。
	自分を中心として生きてきた人であっても、自分自身のことが分からないのです。
	なぜでしょうか?
	自分を中心として生きていながら、どうして自分自身のことすらも分からないのでしょうか?
	答えは簡単です。
	「あなた」という存在は、あなたという個体によって成り立っている訳ではないからです。
	自分(人)のことを観察し続けたところで、自分(人)が何であるのか?という答えには至らないのです。
	人は全体の一部です。
	あなたは人類の一部であり、生命の一部であり、自然の一部であり、宇宙の一部であり、世界(次元)の一部であるのです。
	このように、あなたは巨大な存在です。
	それなのに、自分自身という小さな存在を観察したところで、その全容を理解することなどできるはずがないのです。
	すべてを一つとして考えなければなりません。
	この世界に存在するすべてのものが、あなたと一つの存在です。
	あなたが知っているものから知らないものまで、そのすべてがあなたと一つであるのです。
	あなたはそのことを覚えておかなければなりません。
	自分以外の存在を知ること、それを理解することこそが、自分という存在を理解する上では重要なことなのです。
	客観して見なければ理解することはできないのです。
	あなたが自分自身で思い込んでいる「自分」というものは、偶像に過ぎません。
	あなたは「自分」が何者なのかも分からないままに正当化し、美化しているからです。
	他人から見えるあなたと、あなたが見ている「自分」とでは、大きな差があるということを覚えておきましょう。
	視点が大きくなるほどに、正しさは増します。
	地上から地上の姿を正しく現すことはできません。
	しかし、空中から見れば、それは容易いのです。
	より高い視点、より大きな視点から眺めることが重要なのです。
	自分を中心として生きる人には、小さな視点が与えられます。
	「自分」という小さな存在にしか興味がないために、広大な世界に対して目を向けることがないのです。
	目の前に起こる現象がどのような意味を持っているのか?
	それに興味と関心を以て向き合わなければならないのです。
	世界を思慮深く観察することによって、現象の理由を発見することができるでしょう。
	その発見の積み重ねが、この世界を理解することに繋がるのです。
	すべてが真理に従って動いています。
	真理に逆らうものはありません。
	どのような理由があろうとも、真理に従っているのです。
	宇宙に輝く太陽でさえ、真理に逆らうことはできないのです。
	恒星(こうせい)も惑星(わくせい)も、真理の中に存在し、あなたと一つであるのです。
	恒星から原子に至るまで、すべてがあなたと一つであるのです。
	そのため、自分自身のことを発見するだけでは足りません。
	他人のことも大切ですし、他の生命のことも大切です。
	様々な道に思いを馳(は)せ、そこに流れる真理を発見するのです。
	「自分」が何であるのかを知りたければ、自分自身を発見することはもちろん、それ以外のすべての存在を発見しなければならないのです。
	興味と関心を以て世界を見なければなりません。
	難しいことではないのです。
	今まで知らなかったことを発見するだけで良いのです。
	昨日よりも今日、今日よりも明日、多くのことを知っておきましょう。
	
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