この世界に存在するすべてのものが、自分以外の存在と協力することによって、自分自身を存在させています。
どのようなものも、独りでは存在することができないのです。
なぜなら、すべてが一つに繋がっているからなのです。
すべてのものが一つの繋がりの中に存在しているのです。
何一つとして、この繋がりを離れて存在を許されるものはありません。
すべてのものは一つに繋がっているからこそ、世界に存在することが許されているのです。
繋がりが失われる時、それは存在の消滅を現します。
繋がりが断たれたものは、存在することが許されないのです。
この世界は一つの大きな仕組みに従って存在します。
この仕組みによって、世界は成り立っているのです。
この仕組みは、世界が正しく機能するためのものです。
すべてのパーツが正しく機能するための仕組みであるのです。
この世界におけるパーツとは、存在するすべてのものです。
最も小さなものから、最も大きなものまで、すべての存在が世界を動かす一部であるのです。
存在するすべてのものは、世界のために存在しなければなりません。
世界のために存在することがなければ、この繋がり、この世界を維持することはできないのです。
繋がりを断とうとするものは、繋がりから切り離されてしまうのです。
仕組みは、全体を生かすためのものであって、一つのパーツを生かすものではありません。
壊れたパーツは交換し、投げ捨てられるのです。
パーツのために本体を蔑ろにすることは有り得ないのです。
世界はすべての存在を許し、養っています。
存在するすべてのものは、現時点において存在を許されているのです。
それでも、すべてが許されるということはありません。
許される範囲というものがあるのです。
全体の利益を著しく損なうものは、この繋がりから切り離されます。
繋がりから切り離されたものは、単独では機能することができないのです。
車のバーツは、エンジンと繋がっていなければ機能することができないのです。
エンジンが生み出すエネルギーが自身に伝わるように、直接的、間接的に繋がっておく必要があるのです。
エンジンからのエネルギーが伝わらない部品は故障と判断され、交換されるのです。
人は家族の一員です。
人は人間社会の一員です。
人は自然界の一員です。
人は地球の一員です。
人は太陽系の一員です。
人は宇宙の一員です。
人は生命の一員です。
人は此(こ)の世と彼(あ)の世の一員なのです。
火は可燃物と酸素と重力を必要としています。
それ等の協力がなければ、火は自身を保つことができないのです。
火は、可燃物と酸素と重力との繋がりの中で存在を許されているのです。
これは言い換えると「条件」と言えるでしょう。
条件が整わなければ、存在が許されないのです。
人が存在することのできる条件とは何だと思いますか?
人は何と繋がることによって、存在が許されるのでしょう?
あなたはそれを考えなければなりません。
その答えに気が付くことができるなら、あなたは存在を許され、豊かに生きることができるでしょう。
一つのパーツであるにも関わらず、単独で存在することができるなどと考えてはなりません。
自分勝手に生きてはなりません。
あなたと繋がっている存在を忘れてはならないのです。
あなたが自ら繋がなくても、他の存在はあなたに手を差し伸べているのです。
この愛に気が付かなければなりません。
いつまでも、何も知らない子どものように生きてはなりません。
あなたが有るのは、あなたと世界を結ぶ仕組みがあるおかげなのです。
あなたの実力によって生きている訳ではありません。
一つのパーツに過ぎないあなたという存在が、繋がりもなく、独りで生きていけるはずがないのです。
自惚れてはなりません。
自らが全体の一員であるということを理解し、自分以外の存在に対して協力しなければなりません。
すべてと一つに繋がっているということを忘れてはなりません。
0 件のコメント:
コメントを投稿