あなたは知ろうとしなければなりません。
知の探求こそが、あなたを苦しみから解放します。
無知であることは不幸です。
それは、すべての問題が無知から生じるからです。
人は無知によって問題を抱え、無知によって苦しみ、無知によって絶望するということを覚えておきましょう。
何を選ぶのか?
どのような結果を得るのか?
これを決めるのはあなたの選択であるのです。
誰かや何かによってあなたの受け取る状況が変わるということはないのです。
あなたの人生は、どのような理由があろうとも、あなた自身が決めているということを理解しておきましょう。
あなたはそれを選ばないこともでき(た)るのです。
しかし、あなたはそのような選択肢は無かったと言うでしょう。
他に道が無かったと、自分自身を正当化するのです。
なぜ、選択肢が無かったのですか?
なぜ、道が無かったのでしょう?
違う結果を得ている人がどれだけいますか?
あなたの周囲には、少なくとも百人の人がいます。
その人たちが、同じ結果を受け取るでしょうか?
同じ環境の中に生きていたとしても、違う結果を受けるはずです。
あなたは、同じように育った兄弟姉妹と同じ結果を受けていますか?
同じように教育を受けたはずです。
しかし、結果は違うはずです。
なぜですか?
これに答えられますか?
あなたは知ろうとしなければなりません。
本来なら、知らなければなりません。
しかし、多くの人は知ろうとすらしない現状があるのです。
この世界には多くの人が生きています。
しかし、その目的を知る人はいません。
すべての人間は弱い心を所有しています。
そして、その中の大半の人間が弱い心に支配されます。
その結果として、利己心が生まれ、悪意が生まれ、悪行が生まれるのです。
世界には、利己心によって導かれた悪意の結果が存在しています。
人は釣り糸を垂らします。
海の中ではたくさんの魚が生活を営んでいます。
そこに、美味しそうな餌が、釣り針を隠して下りてくるのです。
魚はそれが人間の仕掛けた罠であることを知りません。
欲望によって突き動かされた魚は、目の前の釣り針を隠し持った餌を飲み込みます。
その瞬間に、釣り糸は巻き取られ、魚は故郷と命、そして、すべてを失うのです。
人は魚を騙します。
そして、そこに利を得るのです。
あなたが魚でない保証がどこにあるのでしょうか?
その餌からは釣り糸が伸びて、その中には釣り針が隠されており、それが人間による罠であると知っている魚は、大切なものを失うことはありません。
海の中で、幸福に生きることができるでしょう。
しかし、そのような実体を知らない愚かな魚はすべてを失うのです。
常に危険が存在しています。
常に悪意の罠が仕掛けられます。
あなたはそのことを知ろうとしなければなりません。
何も知らずに生きてはなりません。
知に対して何の努力もせずに、愚かに生きてはならないのです。
あなたは、自分自身の信じているものの本質を知っていますか?
当たり前に行っていることが、どのような理由と目的によって存在しているのか?それを知っていますか?
常識、教育、政治、経済、社会、宗教、医療、情報、飲食、価値観、家族、友人、習慣・・・
あなたには信じているものがあります。
そして、行っていることがあるのです。
それ等は、本当に正しい方法によって行われているのでしょうか?
あなたは知を探求し、真実を知らなければなりません。
無知であれば、真理に反した行為の結果として、すべてを失うということを覚えておきましょう。
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