人が大切にしなければならないものの中には、信仰心というものがあります。
あなたは信仰心を育まなければなりません。
信仰心こそが、あなたを悪意の罠から遠ざけ、幸福と豊かさに導く力であるということを知りましょう。
すべてのものは「神様」によって創造されました。
この世界に存在している一切の存在が、「神様」による創造物であるのです。
良いも悪いも関係ありません。
存在する一切が、「神様」の創造物であり、所有物であるということを理解しなければなりません。
「神様」とは、すべてに勝る存在です。
「神様」とは、果てしなく大きく、果てしなく小さな存在です。
それはあなたの認識では捉えることはできません。
あなたの認識の及ばないすべてのものを「神様」は創造したのです。
あなたの知っている、教わった神は「神様」ではありません。
残念ながら、人間には理解することができません。
あなたの知っている神という存在は、人間が何等かの意図を以て生み出した偶像であるのです。
それは、善意かも知れませんし、悪意かも知れません。
しかし、それは人間が創造した紛(まが)い物ものです。
それは偶像としての神ではあれ、世界の創造主である「神様」ではないのです。
あなたは間違った信仰心を育んではなりません。
間違ったものを信仰するのであれば、あなたは間違った考えと行いによって、間違った結果を受け取ることになります。
間違った結果とは、真理に反することによって得る苦しみであるのです。
間違うと苦しみを受け取るのです。
そのために、人は間違わないように努める必要があるのです。
何が正しくて、何が間違っているのか?を見極める必要があるのです。
あなたの知っている神は、善と悪を教えます。
あなたに敵を示すでしょう。
しかし、この世界には善と悪の区切りはありませんし、あなたの敵と成るものは存在しないのです。
すべてが一つであり、すべてが大切な学びであるということを理解しましょう。
この世界に不幸はありません。
この世界に不運はないのです。
すべてが因果の仕組みによって導かれる、当然の結果であり、それは、あなたが成長するためには必要不可欠なものであるのです。
すべてが「神様」からの贈り物であるということを知りましょう。
何一つとして無駄なものはないのです。
すべてには大切な意味があり、それを学ぶことによって成長する必要があるのです。
病気や事故や敵などの不幸だと思い込んでいるものに遭遇した時に、多くの人は恐怖に怯(おび)えます。
そして、それを否定し、どうにかして逃げようとしたり、撃退しようとして争うのです。
しかし、因果の仕組みによって導かれた状況が、あなたにとって不利であるはずがないのです。
本来ならば、あなたの助けになるものであるにも関わらず、それを否定し、更には争って消耗することに価値を見出してはならないのです。
そのような愚行を選択してはならないのです。
あなたがどのように思おうとも、周囲の人がどのような意見を投げ掛けようとも、あなたの受け取るすべての状況が「神様」からの大切な贈り物です。
病気であろうが苦しみであろうが、それを以て学びなさいという意図が存在するのです。
多くの人は、他人が何等かの意図を以て生み出した神や常識や価値観を信じているために、意図的に争うように仕向けられているのです。
本来ならば、思いやりを以て喜ぶはずなのです。
「神様」は、あなたの幸せと成長を目指しています。
あなたが多くに感謝の気持ちを持ち、その心が大きく育つことを見守っているのです。
あなたが怒りや恐怖によって争いを生み出し、その中で不幸になることなど望んではいないのです。
苦しみや敵をあなたに教えたのは誰ですか?
あなたの信仰や価値観を、表面的な見方にとどめるのは誰ですか?
偽物を信じて争ってはなりません。
人が生み出すものには、何等かの意図が含まれるのです。
それは自己の利益のためであったり、支配のためであったりするのです。
人は、立場的に人の上に立ちたいと考えます。
そのために、神を装うのです。
あなたは「神様」を信仰しなければなりません。
すべてが大切な贈り物であることを理解しましょう。
どのような状況を受け取ったとしても、不満や恐怖に支配されてはなりません。
信仰心を以て、思いやりと喜びの中に生きるのです。
そのような生き方こそが、あなたを悪意の罠から遠ざけ、幸福と豊かさを導くということを覚えておきましょう。
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