人生にはそれぞれに与えられた目的というものがあります。
	それは、人それぞれに違うものであり、その人に対して特別に与えられた役割でもあります。
	人は、自らに与えられた役割を果たし、目的を達成する必要があるのです。
	どのような人物にもそれは当てはまります。
	すべての人が自らの役割と目的を達するために生きているということを理解する必要があるのです。
	人生における役割と目的は、それぞれに違うために、その模範が存在している訳ではありません。
	人生における自分自身の役割と目的がどのようなものであるのかは、自分自身の力によって探し出さなければならないのです。
	誰かがあなたの人生における役割と目的を教えてくれるということはありません。
	それは、他人には理解することができないからです。
	人は自分自身のことで精一杯です。
	自分自身の役割と目的も日々変化しています。
	それは、より良いものとしての形を取るのです。
	人は、自分自身を探求し、そこに存在する役割と目的を見付け出さなければならないのです。
	大切なのは、自分自身の生き方を確立することです。
	しかし、これには大きな障害が立ちはだかります。
	それは、”全体意識”というものです。
	人は共感性を所有しています。
	共感性は、それぞれの独立した個人が協力するために必要な性質です。
	そのため、共感性を否定することはできません。
	共感性は決して悪いものではありません。
	しかし、その性質を理解することもなく、その力に翻弄(ほんろう)されてしまっては、大きな弊害となるということを理解する必要があるのです。
	多くの人は共感性の本当の力を理解してはいません。
	そのため、共感性によって利益を得ることができてはいないのです。
	共感性とは、それぞれの異なる個性を一つにまとめる力です。
	共感性によって、人は一つの目的を達することができるのです。
	機械の部品はそれぞれに違う形をしています。
	それぞれが違う形であることに意味があるのです。
	すべてが同じ形をしているのであれば、機械が目的のために機能することは有り得ません。
	それぞれが違う形をしているために、複雑な働きによって、高度な目的を達することが可能なのです。
	機械は共感性によって結び付いています。
	人は地球(自然界)における一つの部品です。
	すべての存在が一つ一つの部品であるということを理解する必要があるのです。
	それぞれが別々の役割を以て、一つの目的のために働いているということを知っておきましょう。
	この事実を忘れてしまうと、役割を果たすことも、目的を達することも忘れてしまいます。
	そこに生じるのは利己主義であり、混乱が導かれるのです。
	それぞれが正しく機能しなければ、全体が機能しないのです。
	部品が故障するのであれば、機械は不良品となるのです。
	不良となった部品は交換され、投げ捨てられます。
	あなたは地球の一部であるということを理解しましょう。
	すべての存在が必要な役割と目的のために生まれたのです。
	あなたは個人ではありますが、全体のために生きているということを理解する必要があります。
	このことを忘れて幸福を得ることは不可能です。
	自分自身の生き方を探し求めましょう。
	他人の意見は参考としては重要ですが、あなたの生き方を決めるものではありません。
	また、あなたの意見は他人の生き方を決めるものでもないのです。
	共感性を誤った方法によって用いてはなりません。
	無知という誤解が導くのは苦悩であるということを覚えておきましょう。
	人はそれぞれに与えられた役割と目的を持ちます。
	それは他人とは違うものであるために、その違いに戸惑うこともあるでしょう。
	しかし、それは仕方のないことであるのです。
	心の赴(おもむ)くままに生きましょう。
	他人の意見を柔軟に捉えながらも、信念を絶やしてはなりません。
	独自の生き方があるはずです。
	それを探し続けましょう。
	
0 件のコメント:
コメントを投稿